人手不足で仕事を辞めさせてくれない。
どうにか辞める方法はないの？
やめさせてくれないのは普通？
このような悩みを解決します。
先に結論から言いますと、人手不足を理由に辞めさせてもらえないというのはあり得ませんが、すぐに辞めたいなら内容証明で退職届を郵送するか、退職代行がおすすめです。
ですが、万が一でも自分に非がある場合は、リスクをなくしてから法律に従い辞めることをおすすめします。
この記事を読むことで、どうやって会社と向き合えば良いかわかるので、同じ境遇の方の参考になれば幸いです。
人手不足で辞めさせてもらえないけど、すでに心身共に限界で今すぐ退職したいと考えている方は、退職代行の利用を検討してみてはいかがでしょうか？
人手不足を理由に仕事を辞めさせてくれない 会社が危険な理由
人手不足理由になかなかやめさせてくれない会社は非常に危険です。
人手不足には様々な会社の状況が考えられますが、基本的にブラック企業ですので理由を紹介します。
・会社の財務状況があまり良くないため採用にお金をかけられない
詳しく説明していきます。
求人にお金をかけられない財務状況
人を採用するにはコストがかかるので、ある程度資金を持っている必要があります。
具体的には、採用に関わる人件費、中途採用の募集をかける際の費用。雇用保険や事務手数料など、様々なお金が必要です。
人員が増えない会社は、人を雇う余裕すらないかも
人が増えない時は、会社としての商売がうまくいっていないため利益が出せていないため、経営状況が良くない状況なので危険かもしれません。
人を育てることが出来ない
“人を育てることが出来ない”という状況も永遠に人手不足になる会社の傾向です。
・スキルを持った人間がいないため教育する人がいない
・人が育たないため仕事が非効率でどんどん辞めていく
・会社は変わらず現状維持で手一杯
この傾向がある会社は、権力が集中しやすくパワハラが横行しやすい特徴もあります。
強い引き止めで退職をなかなか認めない
危険な兆候として“強い引き止めで退職をなかなか認めないこと”があります。
本来、会社側は退職を止める権利はありません。
それにも関わらず、何かと理由をつけて退職を認めてくれない場合は、労働基準法違反の可能性があります。
このような場合、人が辞めたら入ってこないような離職率が高い会社の傾向があるので、自己防衛を考えましょう。
退職させないように脅してくるブラック企業もある
そもそも退職を止める権利はもっていませんが、雇用主という立場を利用して脅す、退職できないように仕向ける会社もあるようです。
このような体質の会社は退職に関することだけでなく別の問題がありますのでまっさきに転職を考えるべきでしょう。
仕事を人手不足で辞めたいのに損害賠償に話をされた場合と労基
人手不足が理由で仕事を辞めさせてくれない会社の脅しは不安ですよね。
このようなことを抑えておけば問題ありません。
それぞれ解説していきます。
損害賠償の話をされた場合
人手不足で会社を辞めたいのにも関わらず、先ほど紹介したようなブラックな会社では
辞めたら損害賠償してやるからな！
と、理不尽に言われる会社もあるかもしれません。
その場合の対策を解説しますと、2週間前に退職の申し入れをして退職すれば、法律上損害賠償を請求することは出来ないので、安心して無視してＯＫです。
ですが、確実なものにするために退職の届け出は内容証明や、データで残せるような方法で伝えましょう
逆に損害賠償の請求される理由はコレ！
基本的に労働法で守られてる労働者ですが、このような理由の場合は損害賠償を請求されることもあります。
- 無断欠勤を続けたり、バックレ
- １年未満の有期雇用契約
- 契約期間が決まっているのに退職
- 入社後すぐに退職
- 大きな損害やトラブルを引き起こした
このようにモラルがない辞め方をすると、法律的に会社が有利になる場合があります。
ですが、損害賠償をするために裁判を起こすと、時間の拘束や、裁判費用がかかる割に会社が受け取れるメリットは少ないので、実際に裁判まで行くことはかなり稀ですが注意しましょう。
その後の労基の動き
残念ですが、労働基準監督署は「違法性」が強くない限り動いてくれることはありませんし、動かすにしても時間と労力をかなり使い、行政なので腰が重いのも事実です。
悪質な場合や、法律違反の証拠がある申告に対しては、調査、指導、是正をしてくれますが、証拠がなく脅されたことに対して何かあるかというと、難しいでしょう。
法的に対処したいなら、ボイスレコーダーなどで録音して証拠をつくっておくか、弁護士に頼った方が確実です。
まず悩んだら、労働条件相談ほっとライン 【0120-811-610】に電話して相談してみて下さい。
人手不足を理由に仕事を辞めさせてくれない時は自分にも原因がある？
人手不足を理由にやめさせてくれない場合、自分自身に問題ある可能性があるかもしれません。
具体的にはこのような問題です。
それぞれ解説します
情が移り強く辞めたいと言えない
職場の人間関係がよかった場合や、上司がすごく人間的に好きで尊敬できるという状況だった場合、情が移ってしまいなかなか強く辞めたいと言えないことでしょう。
決断をするときに思い出が頭に浮かび決断しづらくなってしまい、結局そのまま職場に残ってしまい後悔するケースは多いと思います。
辞めたら他人になるので、自分の人生を中心に考える努力をしましょう。
機会を伺って周りがやめてく
タイミングをみて辞める機会を伺っていると、他の同僚が先に辞めていってしまう可能性があります。
そうすると「同僚が辞めたばかりだからもう少し時間をあけよう」と先延ばしにしてしまいがちです。
結果的にタイミングを逃し続けることになり、辞めることができなくなってしまう状況が作られるので注意して下さい。
会社に迷惑が掛かると思い言えない
職場の人間関係が良好だった場合、辞めたら会社や同僚に迷惑をかけてしまうため申し訳ないと思い、辞めると言い出せないことがあると思います。
実際には会社にも同僚にも迷惑はかかります、特に重要なポジションにいる人であればなおさらでしょう。
しかし辞めたとしても何とかなるのが会社です。
ひとり辞めて会社がおかしくなるようなことはなく、後任が必ずいるので、問題は時間の経過とともに解決に向かうので、気にしすぎなくて大丈夫です。
同僚と仲が悪くなる
プライベートまで会うような同僚がいる場合、職場をやめると私生活に影響がでるので、辞めにくいですよね。
今まで仲良かったのに裏切られた！という気持ちになる同僚もいるかもしれません。
ただ本当にあなたのことを考えてくれる同僚であれば、決めたことに対して背中を押してくれるはずです。
そして人として付き合ってくれるひとであれば同僚という間柄にこだわることなくあなたのことを考えてくれることでしょう。
人手不足が理由を辞められない時は会社に居続けるリスクを考えよう
人手不足で会社を辞めさせてもらえない時は、このようなリスクがあるので考えてみましょう。
それぞれ解説します。
年齢と共に転職の機会が減る
と諦めてその職場に留まっていると、人生の貴重な若さがどんどん失われていくので、転職で成功するのが厳しくなっていくのが事実です。
スキルがあり即戦力になる自信があるなら何歳から転職しても大丈夫ですが、別の業種や業界に転職する場合は、35～40歳くらいが限界だと言われています。
自分の職場に、業界未経験の40歳の何もできないおじさんが来たら嫌ですよね？
自分の可能性を最大限生かすためにも、なるべく若いうちに転職を考えてみましょう。
今より辞めさせてくれなくなる
君が辞めたら無理だから、辞めないで！
このように言われついつい会社に残ってしまうと「頼めば辞めない人」という認定を受けてしまいます。
次からは、より懇願され辞めさせてくれないことは確実です。
会社の都合に振り回されすぎると、泥沼にハマるので注意しましょう。
心身ともに疲弊してく
人手不足で会社を辞めれないことが続くと、相変わらず終わらない仕事や、一人一人の負担増など、永遠にしんどい思いをします。
それでも時間は経つので、自分は衰えて体力はなくなりますが、いつまでも下っ端なので、どんどん疲弊していきます。
人手不足が解消される見込みのない会社では、永遠にコキ使われる可能性が高いので、人生もしんどくっていくことを知っておきましょう。
人手不足を理由に仕事を辞めさせてくれない時の4つの解決法
人手不足を理由に辞めさせてくれない場合の解決法方法は3つあります。
詳しく説明していきます。
断固としてやめると伝える
周りに辞める意思が固いことを伝えておくことで、周りからの引き止めにあう機会を減らし、自分にも「絶対に辞めるんだ！」と自己暗示をすることができます。
先に就職先を見つけておくことで、辞めざるを得ない状況を作るのもアリです。
パートナーや家族、友人やSNSにも堂々と宣言することで、実行に移さなければ大事な信用を失うようにしておくのも有効ですね。
郵便で退職届けを出す
上司に直接だすと引き止められる可能性があるのと、話をすることで気持ちが揺らいでり、はぐらかしたりされるので、
辞める意思と証拠にするために、退職願ではなく退職届を内容証明で郵送するようにしましょう。
会社の法律違反を利用
会社が法律違反をしている場合は、その証拠を手に入れることで退職交渉の材料にできたり、最強の武器になったりします。
法律違反の一例を紹介しますと
- 辞めたら給料は払わない
- 未払い残業代
- 有給の拒否
- 2週間経っても辞めさせてくれない
- 恐喝や恫喝
このような場面に遭遇しそうな場合は、確実に証拠を取りましょう。
その行動があなたを助けてくれます。
退職代行にお願いする
お金はかかってしまいますが、精神的にも負担がほぼなく確実に辞めることができます。
辞めるまでのやり取りを退職代行会社が行ってくれるため、一番楽で確実に辞められる方法です。
労働組合の運営している退職代行SARABAなら、未払い残業代や退職金の交渉、有給の消化も全て交渉してくれます。
冒頭にも貼りましたが、実際の体験談がありますので、少しでも気になる方に読んで頂けたら幸いです。
人手不足を理由に仕事を辞めさせてくれない時の情報まとめ
人手不足を理由に辞めさせない情報を最後にもう一度おさらいしますと
・慢性的ブラック企業が多い
・損害賠償は基本ない
・自分が原因で辞められない場合もある
・居続ける程、人生のリスクになる
・解決は退職代行がすんなりいく
本来退職を止める権利は会社にはなく、その選択は労働者の権利です。
脅してきたり、会社側の一方的な理由で引き止めたりすることはあってはいけないことですが、このような局面に直面した場合でも、辞める手段はあります。
人生一度きりですので、貴重な時間を無駄にせずこの記事の内容を参考にしていただければ幸いです。
