新卒なのに残業が多い? そんな時に考えること【ブラックかも】

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悩んでる人

新卒なのに残業が多い気がするけど普通?

 

これってまさかブラック企業?

 

このような疑問を解決します。

 

この記事の内容・新卒でも残業が多いのは当たり前なのか

・残業しないで帰ってもいい?

・残業で新卒が注意すること

・新卒で残業が多い時に考えるべきこと

・残業が多くブラック企業だと確定したらどうする?

・まとめ

 

 

先に結論から言うと、新卒で残業が多すぎる場合は会社がブラック企業の場合が多いです。

 

ですが、状況によってはブラック企業じゃない場合もありますので、この記事を読んで「残業が多いけど、どうするべきか」と迷っている時に、少しでも参考にして頂けたらと思います。

 

新卒でも残業が多いのは普通なの?【場合による】

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最初に新卒なのに残業が多いことは普通なのかでしょうか?

・一般的な残業時間

・新卒で残業が始まる時期

・新卒の残業時間

それぞれ解説していきます。

 

一般的な残業時間はどんなもん?

一般的に会社員の平均残業時間は月47時間程です。

労働問題弁護士ナビ

 

20代~30代は比較的残業時間は多めになっていますが、

40代になると減少傾向にあります。

 

年功序列40代頃から管理職になると、残業がつかないという理由です。

なので、実際はもっと多いと言えるでしょう。

 

新卒で残業時間が始まる時期は?

新卒の残業が始まる時期なんですが、入社後3ヶ月程は比較的残業は少ない場合が多いです。

入社時は、研修も多かったり仕事をまだ覚えていなかったり、残業をするほどの能力は持ち合わせていない事も理由の1つとなります。

 

それに最初から職場がキツいと思われると退職にもつながるので、就業時間内に研修等を終わらせて定時退社をさせる会社が多いのが現状です。

 

しかし、入社から半年ほど経ってだんだん業務や仕事を覚えてくると、残業が発生してきます。

 

仕事の量が多くなり、就業時間内に終わらせる事が難しくなってきたりして、残業を余儀なくされてしまうのが大きな理由の一つとなります。

 

新卒の残業時間はどれくらい?

23歳新卒社員の平均残業時間は月に30時間程度と言われています。

1日あたり1時間くらいになりますね。

 

新卒の残業時間は、一般の会社員と比べても少なくは無いようですが、残業がほぼ0時間の職場もあれば、50時間を超える職場もあるので、多い、少ないは個々の考え方で変わるでしょう。

 

新卒でも残業が多い事は普通? 考えられること

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新卒で残業が多いときは、このような原因も考えられます。

 

・繁忙期

・会社がブラック

 

詳しく解説していきます。

 

繁忙期により残業が多い

業種にもよりますが、繁忙期は残業が多くなるのは普通です。

 

月末や四半期の節目など、サービス業ではセール前や歳末時などが繁忙期になりますので、残業が多くなります。

 

 

「それはブラックなんじゃないの?」と、思う方もいると思いますが、36協定があるので、違法ではありません。

 

36協定は会社と労働組合が従業員の代表者が残業に関して決めた規則です。

 

 

雇用主側が労働組合からの労働基準監督署を受理すれば残業には違法はなく、繁忙期の場合だと、新卒社員でも残業時間が40~50時間になったりする場合もあります。

 

会社がブラックで残業が多い場合

ブラック企業に入社してしまうと、過剰な残業をさせられることが多いです。

企業は利益ばかりを考えており、労働者の過労が当然になっています。

 

簡単な研修をもせずに、すぐに実践業務を開始するケースもあります。

 

しかも、新卒ではなかなかこなせない仕事量を任されたりします。

休日出勤も当たり前になったり、サービス残業も当たり前になったりなど。

 

ブラック企業は会社規模に関係なく、中小企業でもブラックは存在しますので、このような基準で見極めましょう

 

ブラック企業チェックリスト

・ワンマンすぎる経営

・不当に低い基本給

・残業代が出ない

・従業員の入れ替わりが激しい

・離職率が高い

・経理がいい加減でデータの管理もずさん

このチェックリストを参考に見極めて下さい。

新卒で残業が多い時でも早く帰るのはNG?

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上記でも書きましたが、やはり繁忙期になると残業が多くなってしまいます。

「繁忙期は猫の手も借りたい!」という状況ですので新卒でも早く帰るのは基本NGです。

 

新卒でまだそこまで仕事を覚えていない状況でも、仕事以外の雑務だったり、これからの仕事を覚えるために、残業をすることが普通です。

 

繁忙期に早く帰ってしまったりすると、自分への印象も悪くなってしまうので、体調が悪い時や絶対に外せない用事などの理由がない限りは、残業をした方が良いです。

 

 

ですが、あまりに多くの残業(1ヶ月の間に100時間以上、もしくは2~6ヶ月で80時間以上)は法律違反になります。
厚生労働省 HP

 

賃金のもらえない残業もサービス残業となり違法ですので、そのような場合もブラック企業だと思っていいでしょう。

 

 

新卒で残業が多い時に気を付けること

新卒でのなれない残業の時に気を付けることが2点あります。

 

・残業は思ったよりも疲れる

・しっかり残業代がもらえているか

 

 

残業は思ったよりも疲れる

残業が多くなると、それに比例して疲労感も高くなります。

 

残業が多いと休日に疲れを取ろうとして寝てばかりになったり、休日のプライベートの時間が無くなって、趣味を楽しむ事も出来なくなります。

 

残業時間が月45時間を超えると、脳疾患や心疾患の発症との関連性が高まると言われています。

 

残業が多いと体だけの疲れだけでなく、精神的な疲れも出てきてうつ等の精神疾患になってしまうと、長期の休職や退職になってしまうこともあるので、過度な残業には注意が必要です。

 

しっかり残業代がもらえているか

当たり前ですが、残業をすると残業代が支払われます。

 

ですが、ブラック企業になるとその残業代も支払われなかったりします。

本来残業には、割り増し賃金が発生しますので、通常よりも多く賃金が貰えます。

 

通常の残業の割り増しは0.25ですので、仮に通常の賃金が1,000円とすると

残業時の賃金は1,000円×0.25になるので1,250円となり、休日の出勤による割増賃金は1.35倍です。

 

しっかり給与明細を確認しましょう。

 

新卒で残業が多い時に考えるべきこと

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新卒なのに残業が多すぎて、人生がよくわからなくなっている方は、一度自分の人生について考えてみましょう

 

生活していくためにはお金が必要ですが、残業が増えるほど疲れや自分の時間は無くなります。

人により人生の中で重視することは違います。

 

勤めた会社が根本的に変わることは稀ですので、まだ若いうちに「理想の人生」について考ておきましょう。

 

ブラック企業に勤めていると、人生は間違いなく「損」します。

 

残業が多いブラック企業だと確定したらどうする?

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ブラック企業だと確定した場合には、転職と退職を視野に入れましょう。

 

ブラック企業に勤めていることが確定し、残業代をもらえていない場合は、まずタイムカードのコピーなどの証拠を集めておきましょう。

 

 

残業代が未払いになっている場合は、過去2年間までの請求が可能ですが、残業代の支給日から2年と経過すると消滅してしまいます。

 

未払い残業代の請求は自分でも可能ですが、ブラック企業がすんなり払ってくれるとは限りませんし、実際かなり面倒で労力がかかります。

 

なにより未払い賃金の請求したら、きっと会社にはいられなくなりますし、会社を辞める手続きも難航する可能性があります。

 

詳しくは別記事で解説しているので、興味があれば是非ご覧ください

新卒で残業が多い時に考える時の情報まとめ

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最後にもう一度この記事をおさらいしますと

・新卒は基本的に残業は少ない

・繁忙期かブラックか見極める

・ブラックの場合は注意

・退職の際は退職代行で請求

どの会社も少なからず残業はあります

 

ですが、残業をしたくなかったり、ブラック企業である場合は転職も視野にいれて、人生を考え直すのも重要です。

 

何より自分の体が大事ですので、くれぐれも無理はしないように気を付けましょう。

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