新卒で就職した会社がブラックだった!? どうするのが正解?

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全然休みも取れないし、毎日残業で身体も限界だ

新卒なのにブラック企業に勤めてしまった、どうしよう

このような疑問を解決します。

この記事の内容ブラックの特徴と見分け方
ブラックだと確信した時に自分がやるべきこと
ブラックの会社を確実に辞める心構えと準備

先に結論を言うと、確実にブラック企業だった場合は逃げるべきです。

ですが、新卒だと経験も知識もないので、正しい判断が難しいと思います。

この記事を読んで「ブラック疑惑企業」に白黒をつけ、自分のための判断ができるお手伝いができれば幸いです。

新卒で入社した会社がブラックかも 見分け方は?

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新卒でもブラックなのかどうかを判断するために、ブラックと言われる会社の特徴や、定義を紹介していきます。

■どういう会社をブラックと言うのか?見分け方

■ブラックかどうかイマイチ判断がつかない場合

ブラックでは無さそうなのに、なぜそんなに辛く感じるのか?についても、一度視点を変えて考えてみる方法を書きます。

どういう会社をブラックと言うのか?見分け方

厚生労働省のホームページには、ブラック企業の定義としてこのように書いてありますので、これを基準に解説していきます。

◎労働者に対し、極端な長時間労働をやノルマを課す

◎賃金不払い残業やパワーハラスメントが横行する

◎企業全体のコンプライアンス意識が低い

◎このような状況下で労働者に対して、過度の選別を行う

厚生労働省 HP

企業のブラック度チェックリスト

自分の会社での働き方と、上司の働き方を考えて、このチェックリストを見てみてください。

□長時間労働、過重労働が当たり前

□休日が少ない、有給が取れない

□給料が極端に低い、最低賃金を下回っている

□残業代、休日出勤手当も出ない

□社員の入れ替わりが激しく離職率が高い

□やる気や情熱の言葉が多く、なにかと精神論を押し付けてくる

□上司や社長の言うことは絶対で、しかも納得できない理不尽なことが多い

□パワハラ・セクハラが横行している

□キツい割に自分のスキルアップにならない仕事内容

いくつ当てはまりましたか?

当てはまる数が多ければ多いほど、ブラックの危険度は増します。
特に違法性の強い特徴に当てはまる場合は、確実にブラックと考えていいでしょう。

ブラックかどうかイマイチ判断がつかない場合

明らかに自分の会社がブラックだと思う人はその通りですが、ブラック企業の見極めが難しいところとして、その人が何を思うかによることで左右されることです。

「残業は多いけれど、しっかり残業手当は付いているんだよな」

「今はキツいけど、将来は自分の強みになりそうなんだよな」

このようにブラック企業の見分けに迷っている方は

「自分は会社に何を求めているのかを」基準にすると、自分にとってブラックなのか、ブラックではないのかの目安になります

・プライベートを優先にしたい

・辛くても将来のためにスキルを身につけたい

・とにかくお金が欲しいなど

それでもわからない場合は、友達や、家族など第三者に聞いてみましょう。

複数人に聞けば、それなりの信ぴょう性がもてます。

慣れない環境の中でやったことのない仕事は誰でもキツイ

また、辛いと強く感じる可能性の1つとして、慣れない環境の中でやったことのない仕事を頑張っていることからくる、肉体的・精神的疲労が原因の場合があります。

これには解決方法があるのがブラックとは違う点です。

同僚や先輩、上司とコミュニケーションを取り、人間関係を良くすることで自分の環境が改善され、難しく感じた仕事も数をこなせば慣れて来るでしょう。

ある程度時間が経てば解決し、その後イキイキと仕事が出来るのであれば、ブラックではないと言えるので、上司を参考にしましょう。

このような会社はブラック確定、逃げましょう

逆にこのような場合や、上司がいる場合は要注意です。

ほぼブラック企業だと確信して、逃げる準備をしましょう。

・何ヶ月経っても誰も相談に乗ってくれない
・先輩や上司には頭ごなしに怒鳴られる
・どう考えても無理難題なノルマや仕事内容
・時間が解決するとは思えない状況
ブラック企業の場合は新卒一年目でも「辞めるが吉」です

二年目も、三年目も変わることはないでしょう。

新卒で就職した会社がブラックだと確信した時にやること

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やっぱり自分はブラックに入社したと確信したら、”自分の辛い状況をどう変えるか”に気持ちを切り替えることが大切です。

ブラックと知りながら、このまま定年まで働くなんて考えられいと思うので、以下のことをやっていきましょう。

・洗脳を解く

・やめることを本気で考える

詳しく解説していきます。

ブラックな洗脳を解く

ブラックの環境に長くいると、一種の洗脳状態になるので注意が必要です。

追い詰められることで冷静な判断が出来なくなり、働くってこういうことなんだと間違った認識をしてしまいます。

そんな洗脳状態に陥ってしまうと、ブラックの悪循環から抜け出せない状況が待っています。

疲弊してると難しいですが、冷静に自分を見つめて「これからどうしたいのか」を考え行動するべきことを考えましょう。

■働いている会社、今の自分を冷静に見てみる

■自分のやりたかった仕事をもう1度思い出す

■辞めることを本気で考えてみる

具体的に考えることで、ブラックの洗脳に気づき、自分の今後の方向性がはっきりと見えてきます。

辞めることを本気で考えてみる

自分が身体も心も壊してまで、会社に尽くして努力する義務も義理もありません。

もし身体や心が壊れても、ブラックな会社は、その後の人生で何もしてくれないでしょう。

明るい未来を考えて、辞める決心をすると前向きになれます。

辞めることを、”逃げること”と表現する人もいるかも知れませんが、自分が壊れそうなくらい追い詰められているなら、逃げて当然です。

逃げて正解です。
辞めると決断したことを恥じることはありません。

新卒がブラックの会社を辞めるための心構えと準備

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普通の会社を辞めるのも勇気が入りますが、ブラックの会社を辞めるとなると、さらにハードルが上がりますが、辞めないことには新しい社会人生活は手に入りません。

いざ辞めようと決心しても、辞めることに様々な不安が出てくるのが現実です。

■ブラックでもすぐに辞めたら再就職に不利なのか
■ブラック企業に勤めていた証拠集め
■自分に合った辞める方法
■転職・再就職の準備
■すぐに仕事が見つからなかった場合を想定する

これらについて考えることで、辞めることへの不安・辞めた後の不安が少なくなります。
ここをしっかりと考えて、前向きに行動しましょう。

ブラックでも新卒ですぐに辞めたら再就職は不利になる?

就職や転職は若いほうが有利だと言われています。

企業によっては数ヶ月で退職していることをマイナスに思う企業もありますが、企業側のあなたへの不安を払拭するために

・退職理由

・前の会社で学んだ自分の反省点

・これから自分はどういう姿勢で仕事をしたいと考えているのか

これらをきちんと伝えることが出来れば大丈夫です。

また、新卒入社後3年以内の退職者は、『第二新卒』に分類されます。

この第二新卒を積極的に採用している企業もあるので自信を持ちましょう。

理由としては、”基本的なビジネスマナーが備わっている社会人経験者”と見られるためです。

これまで培ったビジネスマナーと、これからの仕事への意欲をアピールすることで、一般の転職者よりも有利になる可能性は充分にあります。

経歴に自信がなくても、職歴や在籍期間は正確に伝え、第二新卒を逆に自分の強みとして再就職活動を行えば問題ありません。

可能な方は「ブラック企業に勤めていた証拠」を用意しておくことで、よりマイナス評価を軽減できる可能性があります。

転職エージェントや支援サイトを使うことで、転職活動が有利に進められますし、ブラック企業以外に就職できる可能性があがるので、気になる方はご覧ください。

ブラック企業に勤めていた証拠集め

就職で有利にするため、未払い残業代の請求をしたりするのに、重要な証拠となり証明できるものなどです。

会社が出している証明なので、効力が高いです。

・雇用契約書

・解雇理由証明書・退職時等証明書

・労働条件通知書

・タイムカード、賃金台帳

これらの書類でブラックとわからないような仕組みの会社に対しては、自分でブラックだという証拠を用意しておくことをおすすめします。

・エクセルで残業時間の計算表

・日記

・話し合いの記録【ボイスレコーダー】

備えあれば憂いなしですので、可能な方は証拠集めも頑張りましょう。

自分に合った確実に辞める方法を探す

退職は円満が望ましいですが、そうもいかないのがブラックの会社です。

日本では法律では”退職の意思を会社に伝えれば、2週間後には退職が成立する”ことが定められています。

直接上司や人事課に伝える、または電話や郵便と言った退職方法があります。

自分で退職の話が進められない場合や、どう考えても会社や上司が退職を許してくれそうもない時は、プロの手を借りて退職代行サービスを利用するのが無難です。

その中でも一番安心できて確実なサービスは退職代行SARABA】です。

迅速で確実に辞められます!

「退職代行サービスってなに?」と思う方は、コチラの記事で解説してありますので、よろしければご覧ください。

転職、再就職の準備をする

在籍中に転職活動が可能なら、しておきましょう

転職先が先に見つかれば退職の理由にもなり、生活の心配もなくなります。

ですがブラックの会社に在籍している間は、休みも取れないことが多いので、ハローワークに通うなどの転職活動が難しい事が考えられます。

自分が次に挑戦しようとしている職種で、どれくらいの求人があるのか調べたり、またブラックに就職しないためにブラック企業の情報を集めるなど、スキマ時間に出来ることには限界があります。

転職エージェントに登録しておくと、転職のプロがしっかりと悩みを聞いて、選択肢を広げてくれるだけでなく、面倒なことを一括して引き受けてくれます。

詳しい求人情報や、自分のスキルとその企業が求めている人材が噛み合うのかも客観的に見て意見を貰えるので、転職の強い味方となります。

あぁ、またブラック企業に勤めてしまった。。。

このように後悔してからでは遅いです。

同じ過ちを繰り返し、絶望する確率をなるべく0にするためにも、早いうちから丁寧に転職活動をはじめておきましょう。

すぐに転職先が見つからなかった事を考えて対策をする

すぐに転職・再就職が決まれば良いですが、見つからない場合は、生活をどうするかが課題です。

実家暮らしの方は両親に生活費を入れられなくなる状況が考えられ、一人暮らしの人も家賃や光熱費、食費などが現実問題として出てきます。

蓄えがある人は、どれくらいの期間なら自分の蓄えでやっていけるのかを把握する必要があり、蓄えのない人は両親に相談をして、サポートをしてもらう必要があります。

またアルバイトをしながら再就職活動をする選択もありますが、アルバイトが忙しく再就職活動が疎かにならないように気をつけなければいけません。

くれぐれも誰にも相談せずに、高金利な借金などをしないようにして下さい。

借金を背負うことで冷静な判断が出来なくなり、焦ってまたブラックの会社に就職することになったら意味がありません。

両親からお金を援助してもらうことになっても、再就職してからきちんとお金を返し、親孝行をすれば良いと考えて下さい。

※失業保険は1年以上勤務した人しか貰えないので、1年未満の人は貰えません。1年以上勤務した場合でも自己都合退職の時は、失業手当が貰えるまで、手続き後最短でも2ヶ月と7日掛かります。

新卒で就職した会社がブラックかも!?やめたいけれどどうすれば良い?まとめ

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  • ブラックの特徴に当てはまれば、ブラックだと確信して良い。
  • 辛く感じるのは新しい環境のせいもある。
  • 洗脳されていることに気付いて、冷静に自分を見つめることが大事。
  • 自分の気持ちに素直になって、やりたい仕事を考える。
  • 第二新卒は再就職に不利ではない。むしろ場合によっては有利。
  • 確実に辞める方法を選ぶ。
  • 転職・再就職活動は早いほうが良い。
  • 両親や友人に積極的に相談する。

この記事ではっきり言えることは、ブッラクの会社の犠牲になる必要はないということです。

ブラック企業にいる方は自分から動かない限り、状況はかわりませんし、人生の貴重な時間がブラック企業に使われていきます。

苦しい環境で得られるものが何もないのなら、なるべく早く新しい未来のある人生をスタートさせるために、勇気を持って行動に移すことを強くすすめます。

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