遠い職場だから辞めたい!そんな時に考えるべきことは?

退職

 

職場まで遠いから辞めたい!

もっと近い会社に転職するのはあり?

遠いだけで辞めてもいいのかな?

 

このような悩みを解決します!

 

 

先に結論から言いますと、職場が遠いから辞めたり、転職するのはアリです!

自分も昔、徒歩と電車通勤時間を合わせて片道70分ほどの時間をかけて通勤していたことがありますが、その時は無意味な時間を辛く感じていました。

 

 

これを改善するため、私は転職ではなく「引っ越し」という手段を選びました。

 

その結果、通勤時間は片道30分程度になり、ストレスなどの負担はかなり軽くなり、余暇時間が増えました。

 

 

ですが、人によっては引っ越すことが難しかったり、そもそも辞めたい気持ちが強い場合の人が多いと思います。

 

遠いというだけで会社を辞める不安が大きい方に見てもらえれば、考えるべきことがわかりますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

 

 

そもそも職場が遠いだけで辞めるのはあり?

職場が遠いから辞めるのはもちろん「アリ」です。

 

 

職場が遠いから辞めるというのは、今後の人生の貴重な時間を増やすことになり、通勤のストレスが大幅に軽減することで、仕事へのパフォーマンスも上がるからです。

 

とはいえ、実際に退職するときには、正直に言わずに、別の理由を用意した方がスムーズでしょう。

 

正直に「職場が遠いので辞めます」と言うと、「辞める理由が遠いから?」と思う上司や同僚もいるでしょうし、引っ越しを勧められて引き留められる可能性もあります。

 

 

例として、総務省で実施した「社会生活基本調査」による神奈川県・千葉県・埼玉県の平均通勤時間を比較してみます。

 

【平均通勤時間(往復)】

・神奈川県 1時間45分

・千葉県  1時間42分

・埼玉県  1時間36分

 

出典(「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局))https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/kekka.html

 

 

3県の平均通勤時間は「往復1時間41分、片道50分程度」になります。

 

この結果をもとに、1週間、1ヶ月、1年でどのくらい通勤時間に費やしているかを考えてみます(あくまで参考としてください)。

 

 

・1週間(5日勤務と仮定)8時間25分

・1ヶ月(22日勤務と仮定) 36時間3分

・1年(260日勤務と仮定)429時間

 

 

以上のことから、1年でおよそ18日間も「通勤時間にだけ」費やしていることがわかります。

 

 

1日24時間という時間はどんな人にも平等に与えられたものですから、この時間をいかに有効に使っていくかで人生は大きく変わります。

 

よって、限られた時間を大切にするためにも、職場が遠いから辞めるという選択は「アリ」と考えます。

 

 

 

職場が遠いから辞めたい時に見つめ直すこと

通勤時間が長いと心身にかかるストレスは大きくなりますよね。

 

 

それが、満員電車で毎日となれば負担は相当なものですし、実際毎日辞めたいと思っても仕方ありませんので、このようなことを考えてみましょう。

 

 

・慣れると平気だけど、まだ苦痛なら要注意

・移動時間でかかるストレスはどれくらい?

・移動時間を短縮する方法はないか

・ 移動時間を有意義に過ごせないか

・このままの生活が続くとどうなるか考える

 

それぞれ解説していきます。

 

 

慣れると平気だけど、まだ苦痛なら要注意

私が会社員だった頃の通勤時間は、始めは片道50分ほどで、引っ越し後は30分ほどになりました。

 

 

自宅から最寄りの駅までと職場から最寄りの駅までが、それぞれ徒歩で5分ほどの距離でしたので、思いのほかストレスを感じずにすみました。

 

それに、ほぼ毎日座ることが出来たのもストレスにならなかった要因だと思います。

 

しかし、人によっては片道30分であっても苦痛に感じるでしょうし、それが1時間、2時間と長くなり、さらに満員電車となれば相当な苦痛となるでしょう。

 

そんな毎日の苦痛に慣れる人や耐えられる人は少ないと思いますので、心身共に疲れ切って深刻な病気になる前に、一度通勤時間について見直す必要があります。

心身の不調を感じたら早めに対策を考えましょう。

 

 

移動時間でかかるストレスはどれくらい?

通勤時間の長さによるストレスの感じ方は人によって様々です。

 

 

通勤時間

 

ストレスだと感じる人の割合

 

①30~45分未満

約30%

 

②45~1時間未満

1時間~1時間30分未満

約50%

 

③1時間30分~2時間未満

約65%

 

出典:AERASアンケート調査結果

 

 

この結果から考察しますと

 

①比較的ストレスを感じている人は少ないようです。

このくらいの時間ならば、思いのほか負担にはならないのかもしれません。

 

 

②1時間を目安にストレスを感じる人は上昇する傾向にあるようです。通勤時間が1時間30分となれば、相当に疲労を感じる通勤になるでしょう。

 

 

③個人的にはもっと割合が高いと思っていました。

電車での通勤時間が長時間になる場合は早朝になるため、ラッシュ前に乗ることができます。

空いている時間帯であれば座れる可能性が高いので、そこまでストレスにはならない傾向のようです。

 

 

移動時間を短縮する方法はないか

職場の上司と相談する必要があるものも含めて、通勤時間を短縮する方法を紹介します。

 

 

フレックスタイム制を利用する

会社の規則を確認、上司に相談する必要がありますが、フレックスタイム制を利用することも有効な手段です。

ちなみに、11~12時くらいまで出勤時間をずらすことができたなら、電車内はかなりガラガラしています。

 

 

リモートワークにしてもらう

業種によりますが、昨今ではすっかりお馴染みになったリモートワークを利用することも有効な手段の一つです。いわゆる、自宅勤務ですね。

IT関連の企業であれば、パソコンやスマホを使っての自宅勤務が基本的には可能です。

 

徐々に注目を集めている働き方の一つなので、転職する際にはリモートワークが可能な会社を探すのも良いと思います。

 

 

週休3日制の会社にする

日本ではまだ一般的ではありませんが、週休3日制を利用できる会社があります。

 

仮に1日の通勤時間を往復2時間とすると、月に10時間程度は通勤時間を減らすことができます。

 

週休3日制を利用できる会社は今後増えていく可能性があるので、転職する際の条件の一つとしてチェックするのも良いと思います。

 

 

移動時間を有意義に過ごせないか

一般的に通勤時間が長くなるほど「デメリット」だと感じる人がほとんどだと思います。

 

ですが、考え方を変えると長い通勤時間だからこそできることがある、とも言えるでしょう。

 

 

ここでは、長い通勤時間を有意義に過ごすための方法を紹介します。

以下で紹介する方法は、主に1時間30分程度の通勤時間を想定した方法であることをご承知願います。

 

 

新聞を読む

ビジネスマンの鉄板ともいえる過ごし方です。

 

自分の仕事の分野に限らず情報を仕入れたり、様々な知識を得ることは社内でのコミュニケーション向上や顧客との話題作りに役立つので、積極的にチェックしていきましょう。

 

今ではスマホで見れるので、少し混んでいても大丈夫なのがありがたいですね。

 

 

映画やドラマを観る

通勤時間によりますが、往復で映画1本やドラマも1~3話くらいなら観賞できます。

 

自宅ではついついゲームをしたり、あるいは家族と同居でまとまった時間が取れない場合などは映画などを見ることで有意義な通勤時間になると思います。

 

 

資格やスキルの勉強

電車内では多く見かける風景ではないでしょうか。

 

仕事上で必要な知識であったり、趣味の延長線上であったりと目的は色々ですが、新しい資格やスキルを身につけることは、転職を見据えたうえでも大きなアドバンテージになります。

 

 

このままの生活が続くとどうなるか考える

通勤時間を単なる「移動時間」として費やした場合は、先にも触れましたが、人生における大切な時間を無駄に消費してしまいます。

 

それだけではなく、通勤のストレスで自分自身の健康にも大きく影響してきます。

 

 

多く聞かれる話として、通勤途中の腹痛があると思います。

 

強いストレスを感じている人ほど症状として現れやすく、腹痛や下痢などは特に男性に多く見られ、そのために市販されている薬も何種類もあります。

 

 

さらに長時間にわたる通勤は睡眠不足に陥る可能性もあります。

長い通勤時間の上に、残業で帰宅する時間が遅くなれば、ますます睡眠時間の確保が難しくなってしまいます。

 

 

このように、長い通勤時間は様々な悪影響をもたらす可能性があります。

 

個別の事情があるとは思いますが、一度しかない人生を幸せに楽しく過ごすためにも、自分の仕事や生活を真剣に見直すことが必要になります。

 

 

 職場が遠いから辞めたい時に実際にやるべきことは?

職場が遠い、という状況を変えるために、実際にやるべきことを2点あげます

 

・可能なら引っ越しの計画

・転職サイトに登録する

 

それぞれ解説していきます。

 

 

可能なら引越しの計画

これは出来る人の方が少ないと思いますが、一応方法として紹介します。

 

引っ越しによって単純に自宅と職場の物理的な距離を縮める方法です。

 

 

一人暮らしであれば簡単かもしれませんが、同居している家族と一緒に引っ越す場合は、家族との相談が必要になります。

 

 

しかし、距離を縮めるといっても、職場まで徒歩5分のような近すぎる場所への引っ越しは、都合が悪いこともあるので、適度な距離はとりましょう。

 

私生活のことも考慮して、職場と自宅の距離は適度に保つことで、よりメンタルに作用します。

 

 

転職サイトに登録

今の時代、必ずしも「職場に出勤する」ということに拘る必要はありません。

 

いまだに未知のウィルスが終息していない状況で、私たちはこれまでの考え方を大きく転換させることが求められます。

 

 

場合によっては、今までの経験や知識を横に置いてでも、新しいことに挑戦しなければならないかもしれません。

 

世の中には多くの「転職サイト」がありますので、色々なサイトを見て、まずは情報を集めてみましょう。

 

一つの例として、情報通信技術(ICT)を利用したリモートワークを検討してもいいでしょう。自宅勤務が可能になれば、通勤の時間を有効利用できるので、より豊かな人生を歩めるかもしれません。

 

 

ですが、テレワークの求人は人気が高いので、未公開案件で紹介してもらわないと倍率が高すぎて不利です。

 

テレワークの未公開求人が知りたい方は転職エージェントに登録しましょう。

 

 

職場が遠いから辞めたい時の情報まとめ

ここまで、職場が遠いから辞めたいと思ったときに何を考え、どのように行動するべきかを考察してきました。

 

・通勤時間を苦痛に感じているのはあなただけではありません。

・長い通勤時間を仕方ないことだと思わず、いかに有効に使えるか、無駄を省けるかを考えましょう。

・通勤時間が長いと、生活や健康に与える悪影響は想像以上に大きいと認識しましょう。

・通勤時間を無くすために、引っ越しや転職を視野に入れましょう。

 

一度きりの人生です。

楽しく豊かな人生を送るために、この記事を役立てていただければ大変嬉しく思います。

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