退職代行は逃げではない!その理由と利用するときに考えること

退職

退職代行を利用して会社を辞めたいけど逃げと思われないか不安

 

会社を辞めたいけど辞めさせてもらえないから退職代行を利用したい

 

退職代行の利用を検討している人の中には、退職代行を利用することで逃げと思われないか不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし会社を辞めたくても辞められない状況の人が、こういった不安で退職代行を使うことをためらってしまうと辛い状況を解決できなくなってしまいます。

 

この記事の内容

・退職代行は逃げではない理由

・退職代行を利用しても逃げと思われないための行動

・退職代行を利用するメリット

・退職代行を利用するときに考えること

 

結論としては、退職代行を利用して会社を辞めることは逃げではありません。

ですが、退職代行を使うことに抵抗がある方や、まだ世間的には不安な声があるのも確かです。

 

この記事を読むと、退職代行は逃げではない理由や退職代行を利用しても逃げと思われないための行動がわかり、利用するかどうかの迷いをなくすことができますよ。

会社を辞められない状況を抜け出す方法の一つとして、退職代行の利用もあることを覚えていただけると幸いです。

 

退職代行は逃げではないその理由とは?

退職代行を利用することで、突然の退職になるため会社には負担をかけることになりますが、それは決して逃げではありません。

なぜ退職代行を利用しても逃げではないのか、その理由は2つあります。

 

・退職代行の利用者は増えており特殊な例ではない

・退職は労働者の権利である

 

1つずつ詳しく解説していきます。

 

 

退職代行の利用者は増えており特殊な例ではない

近頃、SNSでも退職代行を利用したと発言している人は増えており、退職代行サービスの業者も増加してきています。

実際にTwitterなどのSNSでも、追い込まれている状況の人が退職代行を利用するのは仕方がないとの声もありますよ。

 

ニュースなどでも退職代行について取り上げられることもあり、世間一般的にも正式なサービスとして認知度は上がっているので、利用したとしても特殊な例とはなりません。

そのため自分だけが利用して逃げだと思われるのでは、という心配はいらないのです。

 

 

退職は労働者の権利である

労働者には退職する権利があります。

期間の定めのない労働者は、民法627条によって「いつでも」退職できることとなっているので、本来は退職するのに会社の許可は必要ありません。

 

労働者が退職を申し出た場合、民法上労働契約はその後2週間をもって終了することとなっています。

つまり、会社が退職を認めないと言ったとしても、2週間前に通知すれば会社を辞めることができるので、このような会社の言い分には意味がありません。

 

退職代行を利用しても逃げではない3つのパターン

単に退職を言い出すのが面倒だから、という理由で退職代行を利用するのは、逃げと思われても仕方がないですが、辞めたいのに辞められない状況にいる人が利用しても逃げではありません。

退職代行を利用しても逃げではないのには以下の3パターンがあります。

 

・会社が退職を取り合ってくれない

・上司からパワハラに合っており退職を言い出せない

・精神が病んでいる

 

一つずつ詳しく解説していきます。

 

 

会社が退職を取り合ってくれない

退職を申し出たとしても、引き止めに合うなどして会社が退職を取り合ってくれない場合は、退職代行を利用しても逃げではありません。

いつまでも退職を取り合ってもらえないまま、ズルズルと会社に留まっていると精神的な負担となり、精神が病んでしまう可能性があります。

 

できれば自ら退職を申し出て円満退職するのがよいですが、会社の引き止めがしつこいようであれば、退職代行を利用してスムーズに辞めるのがおすすめです。

 

 

上司からパワハラに合っており退職を言い出せない

上司からパワハラに合っている場合も、退職代行を利用しても逃げではありません。

退職を申し出たら上司に何をされるかわからないと思うと、なかなか退職することを言い出しづらいですよね。

 

しかし、自分が我慢すればいいと耐えているだけではストレスが溜まり、心身ともにすり減ることになりかねません。

会社で辛い思いをしているのに、上司が怖くて辞められないというのは悪循環です。

退職代行を利用することで、嫌な上司に会う必要なく辞められますよ。

 

 

精神が病んでいる

仕事で精神が病んでしまっている人も、退職代行を利用しても逃げではないと言えます。

精神が病んでいて追い詰められている状態では、正常な判断ができず、残業時間が明らかに多くてもそれが普通だと思ってしまうのです。

 

また、精神が病んでいると退職についての話し合いもうまくいかないことが多いので、退職代行を利用して現状から抜け出すことをおすすめします。

 

退職代行を利用しても逃げと思われないための行動とは?

退職代行を利用しても逃げと思われないためには、どのような行動をすればいいのでしょうか。

具体的には以下の2つが挙げられます。

 

・事前に辞める理由や辞められないことを周囲に言っておく

・そもそも周囲には何も言わない

 

一つずつ詳しく解説していきます。

 

 

事前に辞める理由や辞められないことを周囲に言っておく

退職代行を利用して周りの人に逃げと思われたくない人は、事前になぜ辞めるのか、自分で退職を申し出ても、会社に取り合ってもらえなかったことを周囲に言っておきましょう。

 

辞める理由や、退職を申し出ても辞めさせてもらえないことを周囲の人に事前に理解してもらい、自分が辛い状況であることを共有することで、退職代行を利用しても逃げとは思われなくなりますよ。

 

 

そもそも周囲には何も言わない

退職代行を利用すると、会社に行かなくても退職できるので、周囲の人に会う必要がありません。

そのため退職する会社の人には何も言わず辞めてもよいのです。

また、退職代行を利用したことはその会社の人にしかわからないので、友人などには退職したことだけを伝えれば、逃げだと思われる心配もありませんよ。

 

退職代行が逃げか気になる人が利用するメリットとは?

退職代行を利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

退職代行のメリットは主に以下の3つがあります。

 

・会社と直接やり取りが不要になる

・辞めたら会社の人間とは会わないので周りを気にする必要がない

・その後転職しても利用はバレない

 

これらの項目について、一つずつ詳しく解説していきますね。

 

 

会社と直接やり取りが不要になる

退職代行を利用すると、会社の人との退職のやり取りを業者に行ってもらえるので直接やり取りする必要がなくなります。

退職代行を利用したら会社の人と連絡を取りにくくなるのでは、と思っている人も、そもそも連絡する必要がなくなるので安心ですね。

 

 

辞めたら会社の人間とは会わないので周りを気にする必要がない

今会社を辞めたら、周りの先輩や同僚に迷惑がかかるだろうなと気になって、余計に辞めにくいと思っている人も、退職代行を利用することで会社に行くことなく辞められるため、周りを気にする必要がなくなります。

退職代行を利用しなくても、退職をする時には引継ぎなどで、少なからず周囲の人に迷惑をかけるものです。

 

その点、退職代行を利用した場合は会社に行くことなく退職ができるので、周囲の人に迷惑をかけているところに立ち会う必要がなく、ストレスが軽減されますよ。

もしどうしても気になる方がいたら、事前に引継ぎの資料を用意しておいたり、後輩に業務について教えておいたりすると良いですよ。

 

 

その後転職しても利用はバレない

退職代行を利用して会社を辞めたとしても、転職先でそのことがバレる可能性はほぼありません。

例えば、転職先が同じ業種で退職した会社と、転職先の会社の社員同士が知り合いだったということはあるかもしれませんが、その他の理由で退職代行を利用したことがバレることはほぼありませんよ。

 

また、退職代行を利用しても自己都合退職扱いになります。そのため、自分から退職を申し出て辞めた時と何ら変わりはありませんので安心してくださいね。

 

退職代行が逃げか気になる人が退職代行を利用するときに考えること

退職代行によってサービスの内容が異なることもあるため慎重に選ぶことが大切です。

退職代行を利用するときにはどんなことを考えればよいのでしょうか。

 

・後悔しないように慎重に退職代行サービスを選ぶ

・退職代行は弁護士と労働組合、民間企業の3つの種類がある

 

それぞれ解説していきます。

 

 

後悔しないように慎重に退職代行サービスを選ぶ

退職代行は最近利用者が増加していることもあり、新規参入の業者も多いので、選び方を間違ってしまうと、余計なトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

弁護士や労働組合が運営している退職代行以外は、退職の意思を会社に伝えることがメインのサービスとなり、退職条件の交渉などはできません。

 

そのため、未払賃金の交渉や有給取得の交渉も行ってほしい人が、民間企業の運営している退職代行を利用してしまうと、思ったようなサービスが受けられず後悔することになります。

慎重に退職代行サービスを選ぶことで後悔のないようにしましょう。

 

実際の体験談もありますので、気になる方はご覧下さい。

 

退職代行は弁護士と労働組合、民間企業の3つの種類がある

退職代行の業者には3つの種類があり、それぞれできることが異なってきます。

弁護士や労働組合が運営している退職代行では、正式な代理人として、退職の手続きを行ってもらうことができます。

 

例えば、いつ有給休暇を消化するのか、退職日はいつにするかといったことも交渉してもらえるので、会社とのトラブルがあった時も安心ですね。

民間企業が運営している退職代行ができることは、会社へ退職の意思を伝えることや書類の受け渡しがメインです。

あくまでも伝令役のみなので、交渉事は行ってもらえないので注意してください。

 

退職代行が逃げか気になっている時の情報まとめ

退職代行は逃げではない理由や、逃げと思われないための行動、退職代行を利用するときに考えることをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

この記事をもう一度おさらいしますと

 

・退職代行は世間一般的にも認知度は上がっているので、利用したとしても特殊な例とはならないうえ、退職は労働者の権利であるので逃げとは思われない

・会社が退職を取り合ってくれなかったり、上司からパワハラに合っている人や、精神が病んでいたりする人は、退職代行を利用して現状から抜け出すべきであり、利用しても逃げではない

・退職代行を利用しても逃げと思われないための行動や、利用するときに考えること

 

となります。

退職代行を利用することで逃げと思われないか不安だなと思ったときに、どのようなことに気を付けて退職代行サービスを利用すると逃げではないのかわかったと思います。

 

あなたが生き生きと輝ける場所は、今の会社でなくても他にもあるはずです。

その会社へ行くために、今の状況を抜け出す方法として退職代行という手段もあるので、あまり悩みすぎず前進するための一歩を踏み出してみましょう。

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