事務職は年代を問わず人気のある職種ですが、自分には向いていないから辞めたいと考える方も少なくありません。
事務職に就けたのに、向いていない気がする
やりがいが感じられない
事務職として働き続けたいけどしんどい、どうすればいい?
今回の記事では、このような疑問を解決します。
この記事の内容・事務が向いてないから辞めたいと思う理由と原因を考える
一口に事務職に向いていないといっても、理由は人によってさまざまです。
この記事を読むことによって、自分が向いていないと感じる理由に気付き、続けていく対策があるかと知れないので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
事務が向いてないから辞めたいと思う理由と原因を考える
事務職にも様々な業務内容、種類がありますが、一般的には成果を出して成績をプラスにするというより、業務が円滑に回るために淡々と作業をこなしていく、いわば裏方の業務が多いのではないでしょうか。
そのため意外と
自分には向いていない
と感じる方は多いです。
それでは事務職に向いていない、と感じてしまう理由と対策を解説していきます。
楽しみを見いだせない
事務職はどちらかというと華々しく成果を上げていく職種ではなく、むしろ補佐的な業務が多いです。
ミスやヌケは「無い」のが当たり前で、例えば営業職のように売上成績が良ければ多少の事務的ミスは目をつぶってもらえるといったことはありません。
そのため、感謝されたり達成感を感じたりすることが少ないと感じてしまうかもしれません。
日々ルーティン業務をこなし、変化のない業務に不安を感じてしまう方もいるでしょう。
会社の仕組みが好きじゃない
事務職は業務範囲が広く、いわば「何でも屋」とみなされてしまうことも多いと思います。
困ったらとりあえず事務に頼もう、という体制の会社も少なくありません。
特に人員に余裕がなく、業務形態がはっきり定まっていない中小企業にはこの傾向が強いです。
人間関係が良くない
事務職は人気であまり人が辞めづらいこともあり、人間関係が固定されがちです。
会社によっては増員対象にもなり辛いところも多く、数年~数十年は同じメンバーで固定ということもざらにあります。
運よく自分に合った人間関係ならいいのですが現実にはそういったことは少なく、閉鎖された人間関係が辛いと感じる方は多いです。
また、一人でもくもくと業務をこなし続けるというイメージの強い事務職ですが、実際には意外と同じ事務職、別部署の人とコミュニケーションを図る機会はかなり多いです。
そんな時人間関係が合わないとコミュニケーションをとるのに委縮してしまい、ミスを誘発する悪循環につながってしまいやすいです。
じっとしているのが性に合わない
外勤のように出入りが少なく、事務所内でひたすら作業ということが多いです。
前述のように人間関係がかなり固定化された中で、丸一日じっと机の上で作業をすることは人によっては非常にストレスを感じます。
事務はパソコン業務が多いため、運動不足と体の疲れに悩む人も多いです。
電話や事務の仕事自体が嫌いだった
そもそも事務的仕事が嫌いで、作業を行うことに苦痛を感じる方もいます。
とにかく動き回りたい、人との会話をメインにしたいなど、根本的に事務作業とは違うやりがいを求めている方には、毎日淡々とルーティーンワークをこなすこと自体がしんどく感じてしまいます。
自己分析をしてみて、自分がどんなことに楽しみを感じるのか、どんなことを苦と思わないかを整理してみるとよさそうです。
事務が向いてないから辞めたいけど、もう少し頑張れる場合
自分には事務が向いていないと感じるけれどもう少し頑張って続けてみたいという方に、続けていくための対策を紹介します。
それぞれ解説します
労働条件が良い事務のメリットを考える
時期や業務内容に大きく左右されますが、一般的に事務職は残業が少なく、業務がルーティーン化されており予定が立てやすいことが多いです。
逆に営業職などは顧客に合わせて柔軟に動く必要があります。
突発的な外回りなど予定外の業務も多いため、事務職はプライベートの時間を大切にしたい方にとって両立しやすいという大きなメリットがあります。
楽しみを見つけ出す努力をする
淡々とルーティーンワークをこなす側面の強い事務職ですが、その業務を必要としている先には人間がいます。
どのように業務を進めればその人に喜んでもらえるのか?
業務を効率化して、早く仕上げることができないか?
など、どんな小さなことでも工夫する余地はたくさんあります。
小さなことでかまわないので、自分なりの目標を探しレベルアップしていくとやりがいに繋がります。
生活費稼ぎと割り切り副業をする
事務職はお金を稼ぐためのものと割り切って、空き時間に副業を行うのもおすすめです。
副業にはさまざまな種類があり、自分の趣味や特技、やってみたかったことを活かしやすいのが特徴です。
収入の柱が増えたことで心に余裕ができて本業の調子も良くなるという、良い循環に繋がる方も多くいます。
事務職はほかの業種に比べて基本給が低めの場合が多いですが、収入の柱を増やすことによって金銭的だけでなく、精神的にもゆとりが生まれ、本業の調子にもプラスになったという方もいます。
まずは気楽に、世の中にはどんな副業の種類があるのか調べてみてください。
空いた時間に興味のあることを調べるなど勉強し有意義にする
事務職はプライベートの時間がとりやすいという大きなメリットがあるため、それを活かし資格取得や稼ぐための勉強に充ててみると有意義です。
リラックスする時間はもちろん必要ですが、昨日の自分よりも小さくでも成長していると感じることができれば心の余裕に繋がります。
スキルが上がっていくと、不思議と他の物事にもプラスに働いていく場合が結構多いです。例えば、これまでダラダラとテレビをみるだけだった時間を勉強時間に充てるにはスケジューリングと時間管理能力が必要になってきますが、その工夫は事務職の中でも大いに活かすことができます。
事務が向いてないから辞めたい気持ちが限界の時
ここまで様々な事務職を続けていくための工夫をご紹介しましたが、それでもどうしても向いていないと感じる、やっぱり事務職を辞めたい、という方へ対策をご紹介します。
本当に事務は向いてないか改めて考える
自分の性質的に、どうしても事務職には向いていないと思ったら、それが一時的な気持ちなのか、それとも根本的なものなのか、そして対策はできないか、自分なりに分析してみましょう。
例えば、「仕事の優先付け」が苦手で向いていないという事であれば、それを少しでも解決できれば事務を続けていくことは難しくありません。
タスクをひとつずつ文章化して、常に優先順位を見える化しながら進めていく、自分で順位付けが難しければ他人に聞いてみる等、工夫次第で続けていくことができないか考えてみましょう。
興味のある業界のバイトをする
もしも他に興味のある分野や業界があれば、まずバイトとして体験してみると新たな発見があります。
実際に体験してみないと、実際の姿は分からないもの。
やってみた結果、これなら事務職の方が良さそうと気付く可能性もあります。
もちろんやっぱりこの道を新たに進んでみたい、と思えたなら、実際に経験しているのでやっぱり違った、というギャップも少なく新たな業界で働くことができるでしょう。
注意点として、無理をして体を壊さないよう、差支えのない範囲でやってみてください。
転職エージェントにとりあえず相談する
実際に転職するかはさておき、転職サイトに登録しエージェントに相談を行うことは非常に有益です。
エージェントは仕事探しのプロです。
幅広い業種・職種について熟知しており、自分自身でも気付いていなかった強みなど転職に向けての的確なアドバイスをしてくれます。
実際にすぐ転職を考えているわけではないんだけど…
という方も、相談実績を作っておくと相性の良い求人が出た時にエージェントの方から連絡が来る、という事も多くあるようですので、可能性を広げておく点でおすすめです。
退職して将来を考える
という方は、一度退職してゆっくりと新たな生き方を考えてみてください。
あまりに日々が辛いと他の選択肢を考える精神的ゆとりを無くしてしまい、視野が狭くなってしまうことはよくあります。
退職した後でも、まずはバイトで別の違う職種で働いてみる、職業訓練を受けてみるなど自分に合う仕事を見つける方法は多々あります。
無理をしすぎず、一度心身を落ち着けてから、ゆっくりと別の道を考えてみるのは大切なことです。
事務職が向いてないから辞めたい時の情報まとめ
事務職が向いてないから辞めたい時の対策3点をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは、事務が向いてないから辞めたいと思う理由と原因を考えること。
次に、事務が向いてないから辞めたいけど、もう少し頑張れる場合、事務職のメリットを見つけてみること。
最後に、事務が向いてないから辞めたい気持ちが限界の時には、エージェントに相談してみたり、思い切って退職してから次を考えてみること。
事務がしんどく辞めたいと思ったときに、まずどのような行動をとっていけばよいのか分かったのではないかと思います。
この記事の内容を活かすことで、事務職を続けるにしても辞めるにしても、様々な対策があることを知り新たな行動に移すきっかけとなっていただけたら幸いです。