仕事が終わらない、いつまで残ればいいの?
早く帰りたいけど、今帰ったら社会人失格?
社会人として働いていると、大量の仕事を任されて残業せざるを得ない場面は多々あります。
残業が辛すぎるとき、それを改善できるかどうかわからない方は多いのではないでしょうか?
こんな不安をもつ社会人の方の悩みを解決します。
この記事の内容
・辛い残業が続くとどうなる?
・辛い残業がなくなったら、生活はどう変わる?
・残業が辛いと感じる時の状況と対処法
・残業が辛い時は法律を見直そう
・【辛い】残業が多すぎて限界を迎えた時には
・残業が辛い時の情報まとめ
先に結論から言うと、残業が辛い時の対処法は存在しますし、工夫次第で大幅に改善することもできます。
しかし、中にはどうしても対処できない場合もあり、その時は法律に基づいて外部機関に相談する必要があります。
この記事を読んで、それらの具体的な方法を学んでいただけたらと思います。
辛い残業が続くとどうなる?
辛い残業が続くと心身ともにボロボロになり、再起不能になる可能性があります。
まず身体面での悪影響ですが、長い残業によって脳が常に興奮状態となって血管が収縮し、心不全や不整脈などの症状が起こりやすくなります。
最悪の場合、心筋梗塞や脳溢血などを発症して、私生活を送ることが困難になることもあるのです。
また、うつ病や摂食障害などの、ストレスが要因の病気を発症することもあります。
精神的な病は一度発症すると治療に長い時間がかかるので、早めに医療機関を受診することが重要です。
このように、辛い残業は心身を蝕み、場合によっては重篤な障害の原因になることもあります。
辛い残業がなくなったら、生活はどう変わる?
残業がないと必然的に時間的な余裕が生まれ、様々なことに時間を使えます。
辛い残業がなくなったら生活がどう変わるかを2つ紹介します。
副業ができる
空いた時間を副業に充てることは有力な選択肢の1つです。
最近ではインターネットでアンケートモニターやライティングの仕事ができるので、これらでお金を稼ぎながら実績を積むことができます。
また、プログラミングや行政書士などの資格が必要な副業を目指して、空いた時間を勉強に充てるのも良いでしょう。
自分の時間が増える
早く帰ることができれば、自分の好きなことに多くの時間を費やすことができます。
人生における豊かさとは、「自分のやりたいことがどれだけできたか」にかかっているといっても過言ではありません。
自由な時間で趣味に没頭することもできますし、家族や友人と楽しい時間を過ごすことも可能です。
自分の人生を良いものにするためにも、自分の時間を確保することは重要です。
残業が辛いと感じる時の状況と対処法
残業が辛い場合でも、工夫次第で改善可能なことは多いです。
残業が辛いと感じる時の状況と対処法を2つ紹介します。
仕事がそもそも多すぎる
明らかに業務時間内に終わりきらない仕事を任せられている場合は、重要度の低い仕事を断るようにしましょう。
というのも、仕事を任せられた分だけ引き受けると、上司から「まだ余裕があるかも?」と思われてしまうからです。
特に頑張り屋な人や我慢強い人だと、多くの仕事を請け負ってキャパオーバーになってしまいます。
上司に現状を伝えて仕事量を調整してもらい、仕事の依頼をされても断る勇気を持つことが重要です。
自分の負担が大きい
負担が自分に集中している場合は、新入社員や派遣社員に手伝ってもらう、専門知識を持つ人を雇う、などで改善可能です。
特に専門職など特別な技能を要する仕事で起きやすい現象で、知識が必要ない作業は新人や派遣社員にヘルプを頼みましょう。
最初は教えるのに手間がかかりますが、長い目で見れば負担の軽減につながります。
また、最初から専門知識を持つ人を雇うことができれば、大幅に負担を減らすことができます。
繁忙期なだけ
時期が繁忙期である場合は、一時的にバイトを雇うなどで対応が可能です。
どうしても人を増やせず負担が減らない場合は、自分の心身に最大限配慮して、どうやって切り抜くかを考えましょう。
例えば、自身の健康を保つためにも、この間は派手なことをするのは控えて、自身の体力回復に努めましょう。
それだけだとストレスがたまるので、繁忙期が終わった後で自分にご褒美を与えるのも良いです。
高級レストランに行く、海外旅行に行く、などの目標があれば仕事にもハリがでます。
繁忙期はずっと続くわけではないので、いかに無理せずにやり過ごせるかが重要です。
残業が辛いときはまず労働基準法を見直そう
これまでは仕事が辛い時の対処法をお伝えしました。
しかし、仕事の仕組みの問題で、どうにもならない場合もあります。
この場合は、国が定める法律から対処法を見つけることが重要です。
労働の指針を示す法律の中で代表的なのは、労働基準法と働き方改革関連法です。
本項ではこれら2つの法律について詳しく解説します。
労働基準法の36協定
まずは残業時間が労働基準法の規定から外れていないかを確認してください。
労働基準法では、労働時間は1日8時間、1週40時間に収めることが規定されていて、残業は認められていません。
しかし、同法36条に基づく協定(36協定)を結ぶことで、月45時間、年360時間以内の残業が認められます。
残業が辛いときは、残業時間がこの規定通りになっているかどうかを調べましょう。
働き方改革
働き方改革によって、有給休暇が義務付けられ、また特定の労働者は労働方式を柔軟に変えることができるようになりました。
働き方改革とは「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」の通称で、労働に関する各種法律の改正を規定します。
これによって、企業は労働者に年5日以上の有給を消化させることが義務付けられ、休むことは個人が持つ権利になりました。
また、一定の収入を持つ専門職の労働者が残業時間の枠を超えて働ける「高度プロフェッショナル制度」が導入されました。
自身の職場でこれら制度が反映されているか、また反映可能かを調べましょう。
労働基準監督署とは
あなたの会社が上記2つの法律を守っていない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。
労働基準監督署は、企業の法律違反を取り締まる機関です。
すべての事柄に対応しているわけではありませんが、賃金の未払いやサービス残業等が悪質な場合は、強力な権限のもと是正が行われます。
相談する際は証拠があるとスムーズに事が進むので、残業指示のメモやメールを用意してください。
直接出向くことがベストですが、難しい場合は電話相談やメールでの情報提供も可能です。
【辛い】残業が多すぎて限界を迎えた時には
残業が辛い場合の対処法を述べましたが、もうすでに限界を迎えていてそれどころではない方もいらっしゃるかと思います。
そういう方のために2つの方法をお伝えします。
休職を申し出る
まずは自身を守るために休職することをお勧めします。
仕事による心身の不調で休職する場合、労災認定を受けて休業補償給付を受けることができます。
これで休職中の生活はある程度保証されます。
認定を受けるためにも、医療機関で診断書を受け取って会社に提出しましょう。
退職と転職
休業を経てからでもいいですので、場合によっては退職と転職を検討しましょう。
異常な残業が会社の体質である場合、復帰しても再度心身を病んでしまうことは目に見えています。
その場合はさっさと会社から逃げ出しましょう。
スムーズに会社を去れるように、事前に転職サイトで求人を探す、後任を決めるなど、できることはすべて尽くすことをお勧めします。
残業が辛い時の情報まとめ
残業が辛い時にどのように対処するかをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
辛い残業が続くと心身にどのような悪影響があるのか、また残業がなくなるとどういう利点があるのか。
そして、辛い残業をなくす方法の紹介と、限界を超えた場合にどうすれば良いのかをお伝えしました。
辛い残業がいつまでも続くのではないかという不安が解消して、今後の行動指針が明確になったと思います。
この記事の内容を活かして、ご自身が自由に使える時間が増えて、人生をより豊かにすることができれば幸いです。