会社がブラックである、スキルアップを目指し転職したい、健康上の都合で辞めざるを得ないなど会社を辞める理由は様々ではないでしょうか。
いざ退職の意思を伝えたら、多かれ少なかれ嫌な思いをし、また思うような退職ができない体験をされた方もいらっしゃると思います。
円満退職なんてありえない?とお悩みの方へ、成功の秘訣をご紹介したいと思います。
円満退職がありえないと思ってる人へ教えたい秘訣
どうせなら、円満退職をして気持ちよく次のステップに進みたいと、思う方がほとんどですよね。
ここでは、円満退職にした方が良い理由と、その秘訣をご説明したいと思います。
1. 立つ鳥跡を濁さず!最後までしっかりと仕事に取り組む
- 退職で欠員がでると、同僚の仕事が増えるのは確実でしょう。
- 面白くないと思う人から冷たくされるかもしれません。
また同じ業界に転職した場合、元の職場に悪い噂を立てられ新しい職場で、仕事がやりづらくなる可能性もあります。
そのような事態を避けるためにも、残される同僚や上司のために、気遣いをする必要があります。
POINT
- 繁忙期の退職は避ける
- 引継ぎは誰が行っても良いように文書で残す
- 取引先や関係各所への挨拶と後任についての連絡をすべて済ませる
など、退職後も業務に支障がでないよう、最後まで責任感を持って、仕事に取り組む姿勢を見せれ
ば、周囲からも理解を得られ退職までの期間中、気まずい思いをすることはないと思います。
2. 日頃から良好な人間関係を築いておく
新しい職場に移っても、前職の人脈を生かして仕事をしたり、独立して元の会社から仕事を受注するなど、退職後もなにかと付き合いが続く場合があるかと思います。
円満退職をすれば、同僚や上司は貴重な人脈となり、情報を得ることができたり助けてもらえる事もあるかもしれません。
POINT
- 退職後も協力関係を続けるためにも円満退職は不可欠です。
- 日頃より社内の人間関係を円滑にしておく事をおすすめします。
3. 退職スケジュールを決める
退職までのスケジュールを決めておかないと、下記のようなトラブルが起きかねません。
- 退職日を曖昧なままにしていたら先延ばしにされてしまった
- 業務の引継ぎや取引先への挨拶をする時間がない
- 退職日を巡り会社と揉めてなかなか手続きをしてもらえない
円満退職をするためにも、事前に上司と相談し、双方が納得の上、スケジュールを決める事が大事です。
退職までのスケジュールを決めておくことにより、自身の仕事を中途半端なままにする事もなく、会社側も余裕をもって対応ができるため、退職手続きも円滑に対応してもらえるでしょう。
円満退職がありえない人の原因はこコレ、解決方法とは
円満退職って、結構大変なのかもと感じる方も多いかもしれません。
でも、ほんの少しの気遣いで、案外円満に退職できることもあります。
1.伝え方を間違えない
退職の意思が固まったら、早めに申し出る事が大事です。
引継ぎや後任探しなどの事も考え余裕を持って、2~3か月前までには伝えた方が良いかもしれません。
会社によって、就業規則があるため、あらかじめ確認をする事も忘れないようにしましょう。
そして最初に、直属の上司に退職の意思を伝えましょう。
何の相談もなく、いきなり退職願を出されたり、上司より先に同僚や先輩が知っていたら、上司の顔をつぶすだけでなく、その上司の管理能力を問われる事態になりかねません。
またその際に、退職期日をはっきりと伝える事も大事です。
引き止められる事も予想されますが、丁寧にそれでも強い意志を持って伝えましょう。
逆説的ですが、このような考えもあります。
2.退職理由をネガティブなものにしない
長時間労働、給料が安い、キャリアに不安がある、人間関係の悩みなど、退職理由のほとんどがネガティブなものではないでしょうか。
退職理由を聞かれ、つい会社への不満を口にしたくなる気持ちは分かります。
しかし、それを正直に伝えても、お互いが嫌な思いしかせず、さらには改善案を出され引き留められるかもしれません。
退職理由がキャリアアップを目指したい、別の会社でやりたい事があるなど前向きな理由であれば引き止めにくくなると思います。
本音と建て前を分けて、考え会社を納得させる退職理由を用意しておくことが大事かと思います。
円満退職がありえないと思う人は別にしなくてもOK
自分なりに手を尽くしてみたが、会社からの理解を得られない、または退職願を受理してもらえないなど、円満退社とはほど遠い環境の方もいらっしゃるかと思います。
そんな場合は、円満退職にこだわらず割り切りることも大事です。
円満退職が必要ない理由
最善を尽くした上で、自分の努力ではどうにもならない事であれば、円満退職である必要はありません。
時間ばかりがかかり、その後の活動に影響を及ぼす可能性もあるからです。
また他業種への転職であれば、利害関係もなくなるため、それほど気にする必要はないかもしれません。
円満退社ができない場合の対処方法
退職願を破られる、恫喝されるなど悪質な会社の場合は、退職自体が難しいこともあります。
そのような場合は、円満退職は諦め、辞める事を第一に考え、労働基準監督署に相談するか、退職代行サービスを利用するのも一つかと思います。
やるべきことはやり、円満退職は無駄だと割り切って、退職手続きを行ってください。
円満退職はありえない?情報まとめ
最後にもう一度おさらいしますと
・無理なら気にしない
・後先を考える
円満退職とは、会社と従業員双方がわだかまりなく、労働契約を解除する事と定義されています。
表面上は問題なく退職できたとしても、全員が納得している訳ではない事も認識しなければなりませんし、円満退職自体が所詮、自己満足でしかないという事なのかもしれません。
何をもって円満退職とするか、それは人それぞれで良いのではないでしょうか。