なんで他の人よりもきつい言い方されるの?
どうして誰も助けてくれないの?
パワハラ辛い、どうしたらいい?
このようなお悩みを解決します。
私も過去に、仕事のミスを社員全員の目の前で、上司に謝罪させられた経験があります。
ミスをしたのは私が悪いのですが、みんなを目の前にして謝らせられた時は、相当泣きました。
あの日の恥ずかしさと、屈辱は今でも忘れられません。
この経験をふまえて、今パワハラをされている人が悪いのか、パワハラをする人が悪いのか一緒に考えていきます。
先に結論を言うと、パワハラをされる方は被害者です。
まったく悪くありません。
なので自分が悪いと責める必要がないのです。
しかし、加害者がパワハラをするきっかけが被害者にある可能性もあります。
性格や容姿、言動、態度などです。
この記事を読んでパワハラという地獄から抜け出し、第二の人生の背中を押してあげられたら幸いです。
パワハラをされる方は被害者!
少し前までは、被害者側にも問題や原因があるのでは?と言われていました。
しかしその考えは通用しなくなってきている時代です。
なぜなら、報道番組やニュースで、上司が指導や注意と言っていても限度を超えてしまうと、パワハラとして大きく取り上げられているのをよく見るからです。
なので、パワハラをする方が100%悪く、される方は被害者で、人が人に虐げられるなどあってはいけません。
パワハラをされる方が悪いわけないけど、されやすい人の特徴
パワハラをする方が悪いと言いましたが、パワハラされる方もパワハラをされやすい特徴があります。
出来ればパワハラの標的にされたくないですよね?
パワハラをされやすい人の代表的な特徴として、4つ述べられます。
詳しく解説していきます。
大人しい
大人しい人は、自分の意見をはっきり伝えられない傾向があります。
なぜなら、その場の雰囲気を壊してしまうと、面倒になると考えているからです。
しかし加害者からすると、反撃しない、抵抗しないことから
こいつは何をしても大丈夫
と勘違いされてしまいます。
一言でも
止めてください
とはっきり自分の意思を伝えることで、パワハラが止まる可能性もあります。
社交的じゃない
性格が暗い、友達が少ない、一人で孤立している人は、相手の気持ちを理解しにくい傾向があります。
そのため、上司に不快なことを言ってしまい、嫌悪感を抱かせてしまいます。
なので普段から人との会話とコミュニケーションはしっかり身に付け、とくに上司との会話では、物事を考えて話した方がいいです。
真面目すぎる
なぜなら、上司に言われたことに対して、真に受けてしまう傾向があるからです。
つまり、押し付けられた仕事を全部引き受けてしまい、都合のいいようにこき使われてしまいます。
なので自分に負担がかからない程度を把握し、無理なら断ることも大事です。
仕事が出来ない
仕事が遅い、覚えが悪い、ミスが多い人です。
つまり周りの人に迷惑が掛かり、上司を苛立たせる原因になります。
繰り返し起きてしまうと上司を怒らせ、呆れさせてしまいます。
なるべく仕事のミスを減らす努力をしましょう。
もし、仕事を教えてもらえない場合は、また別の対策が必要です。
パワハラをされる方が悪いわけじゃないのに、誰も助けてくれない理由
しかし、周りの人は勇気をもってパワハラを止める人はあまりいないのです。
なぜパワハラをされている被害者を、周りの人は助けてくれないのでしょうか。
主にその理由は3つあります。
詳しく説明します。
自分もやられる恐れがある
パワハラをする人より立場が上の人が注意をすると、おさまる可能性が非常に高いです。
しかし、パワハラをする人より立場が低い人が注意をすると、パワハラの標的がそっちに切り替わる可能性があります。
なので被害に巻き込まれたくないからこそ、その現状から目を背けているのだと思います。
関係ないと思ってる
知らないふり、見て見ぬふり、聞いてないふりなど、周りの人も自分では気付いているはずです。
なぜなら、自分自身のことではないから関係ないと思っているからです。
パワハラされてかわいそう
と思う人もいますが、そのあとは何もありません。
つまり友達や特別仲の良い人でない限り、周りの人からしたら他人事なのです。
他人任せ
誰もがパワハラに巻き込まれたくない、二次被害を受けたくないと考えます。
周りの人は自分は何もできない、自分が言える立場でないと思い込んでしまうのです。
なので
誰かが注意するだろう
誰か止めてくれるだろう
と他人任せになってしまいます。
パワハラをされる方が悪いと言うやる側の心理
なぜなら自分は間違っていない、自分は悪くないと強く思っている人が多いからです。
では他にどのような心理の特徴があるのでしょうか。
次の4つが述べられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
自己中心
自己中心な人とは、自分が物事の中心であると無自覚に思っているため、他人のことを考慮しないで行動する人のことを言います。
つまり、自分より立場が低い人を思い通りに動かそうとする、支配欲がとても強いです。
なので自分の思い通りにならないと、すぐイライラしたり、怒鳴ったりします。
私生活がうまく行っていない
つまり家庭内での夫婦仲や子供のことで不安や不満、ストレスがあります。
そのストレス発散や八つ当たりが被害者に向けられてしまう可能性があります。
マウントで自分を保つ
マウントとは、見栄を張って相手よりも自分の方が優位、優れている言動を言います。
つまり自分が正しいと強く思っており、絶対的な自信を持っているということです。
例えば学歴や年収、実績、地位、知識のアピールや自慢話が絶えない人です。
そのような人は自分の考えが基準であり、それ以下だと蹴落とす言い方をします。
そうすることで自分を守っているのです。
地位や立場しか自分がない
例を挙げると
- 上の立場の人に媚びを売る
- 自分は頑張っていると見せつける
このような人は自分の生きがいが仕事しかないため、周りの人には目もくれません。
そうすることで自分の居場所を作っているのです。
パワハラはする方が悪い、された方はどう対処する?
パワハラする上司が悪いのですが、毎日パワハラに怯え、我慢する生活は嫌ですよね。
なのでパワハラされた方ができる対処法を5つ挙げています。
詳しく解説していきます。
証拠を残す
身体的や精神的攻撃、過小な要求や過大な要求、人間関係からの切り離し、個の侵害です。
それらの証拠を残すことは、第三者に相談するときに強い武器になります。
具体的な証拠の残し方として
- 録音する
- 写真に残す
- 日記をつける
- メールやLINEをスクリーンショットして保存する
この4つです。
日記をつける際、日にちと具体的内容も記録した方がいいです。
上司へ言う
自分の上司に相談する、またはパワハラする上司より立場が上の人に相談しましょう。
なぜなら口が軽い上司だと告げ口され、パワハラが悪化する可能性があるからです。
相談することで、パワハラ上司に対して、解決策を親身になって一緒に考えてくれるはずです。
内部告発
なぜならパワハラする上司が内部告発で解雇された場合、告発者を探そうとするからです。
自分の名前を出すと、会社にばれて逆にこちらが迷惑を被る可能性があります。
内部告発はとても勇気がいる行動です。
しかし、匿名を名乗れば会社にばれる心配はありません。
労基に相談
労基は労働基準局のことであり、個別の直接相談は行なっていません。
個別の相談は、都道府県の労働局、労働基準監督署の労働総合相談コーナーでメールや電話、窓口で対応してくれます。
労働基準局と労働基準監督署は違いますので、相談する場合注意をしてください。
弁護士で内容証明を送りつける
弁護士に頼むと費用が少しかかりますが、弁護士を経由することで、ほぼ100%パワハラは止みます。
自分が裁かれる側になると、いくら強がっても無駄ですし、自分に被害が及ぶとなると、ほぼ全員ビビります。
実際にこの方法で、上司にやり返した方も実在するのでおすすめです。
パワハラはされる方が悪いという環境で限界が来る前にやること
パワハラをされる方が悪いという人のいる環境の中で、一刻も抜け出したいと思う人はたくさんいます。
私も以前パワハラに耐えきれず、辛い思いをし、限界を感じていたことがあるからです。
しかし今の現状の判断で、すぐ退職をしても構いませんが、今後どうすればいいのか、自分なりにしっかり考える必要があります。
限界が来る前にやることは4つあります。
それぞれ解説していきます。
転職活動
転職活動をする際、自分分析、次はどのような会社に働きたいかの情報収集、履歴書作成や職務経歴書の作成が必要になります。
分析や情報収集を怠ると、転職した時と同じ環境に遭遇する可能性があるからです。
また会社訪問など、会社の環境や人柄を自分の目で確かめることが出来ればなおいいです。
休職
パワハラの被害を受けて病院の診断書をもらう、また会社の就業規則で休職があれば休職はできます。
診断書をもらうには、精神科や神経科、精神神経科系の病院で診断書をもらうことができます。
約1〜2か月休職ができ、必要に応じて休職が延長するケースがあります。
就業規則にある休職期間は、勤務年数によって変わりますが約6か月〜1年が多いです。
しかしその後、元の職場に復帰するということが原則になります。
そして復帰するのが困難な場合、休職期間が終了後退職しなくてはいけません。
病院で診断書をもらって休職をするか、就業規則に応じて休職をするかを決めるのは自分自身です。
どちらの条件が自分に見合っているのか考える必要があります。
退職
なぜなら、その会社で培った地位や立場があるからです。
すぐ退職することを考えしましょう、我慢は禁物です。
自分が弁護士に訴えれば、パワハラ上司の異動や解雇される可能性はありますが、とても勇気がいることです。
自分には厳しいなと思っているのであれば、直ちに退職をしましょう。
限界なら退職代行
自分から退職を言い出せずにいる場合は、退職代行がおすすめです。
なぜなら、パワハラが原因で退職となるとトラブルになる可能性があるからです。
退職代行は、上司や会社に会わずに業者が会社との間に入って、自分の代わりに退職を伝えてくれます。
即日退職も可能なので、直ちにパワハラから解放されます。
パワハラで実際に退職代行を使い退職した経験談がありますこで、合わせてそちらもご覧下さい。
パワハラはされる方が悪いと言われる情報まとめ
パワハラをされる方が悪いのか?についてお伝えしましたが、結論としてパワハラをされる方は被害者であります。
パワハラをする上司は日頃ストレスや自分のことしか考えていない、小心者が多いです。
なのでパワハラの標的にされないために、最低限の会話とコミュニケーションが必要なこと、また自分の意思をしっかり発言することが大事です。
パワハラをされているからといって、誰かが助けてくれるとは限りません。
なのでパワハラをされたときの対処法を5つお伝えしました。
しっかりと証拠を残すことは、誰かに相談するときに役に立ちます。
記事を読み終えた後、パワハラをされる自分が悪いという固定概念がなくなり、気持ちが楽になったのではないでしょうか。
今後、新たな人生を歩み出せる行動ができることを願っております。