大河ドラマというと男性が主人公のイメージが強いですが、女性が主役の作品もいくつかあります。
大河ドラマで女性が主役の作品のおすすめをランキング形式で紹介します。
大河ドラマで女性が主役の作品1位~5位
今回は、その中から、管理人が「これは!」と思った作品を、あらすじや見どころも交えながら紹介していきたいと思います。
※(「功名が辻」や「利家とまつ~加賀百万石物語」のような男性と女性のダブル主演は除いています。)
1位 篤姫
2位 おんな城主 直虎
3位 江~姫たちの戦国
4位 八重の桜
5位 春日局
大河ドラマで女性が主役の作品第1位は宮﨑あおいの魅力いっぱい、徳川家定(堺雅人)に嫁いだ薩摩の姫の物語
作品名 : 篤姫
主演 : 宮崎あおい(篤姫)
簡単なあらすじと見どころ
幕末、薩摩藩の島津家の分家にうまれた一人の女性が、藩主島津斉彬の養女となり、第13代将軍徳川家定に嫁ぎ、大奥を閉じるまでを描くシンデレラストーリーです。
篤姫を演じた宮崎あおいは、当時22歳。
最年少での大河主演として話題になりました。
とにかく、宮崎あおいがキュートで、とても魅力的な篤姫に仕上がっています。
特に、将軍の御台所として大奥を統べるようになってからは、あたかも本物の篤姫が憑依したかのようなメリハリのある演技で、多くの視聴者を魅了しました。
大奥の女性たちが身にまとう衣装も絢爛豪華で見ごたえがあります。
また、堺雅人演じる家定との純愛ラブロマンスや、瑛太演じる薩摩藩の若き家老小松帯刀との恋バナなど、胸キュン要素満載です。
大河ドラマで女性が主役の作品第2位はイケメンもいっぱい出てる!柴咲コウがおんな城主を熱演
作品名 : おんな城主 直虎
主演 : 柴咲コウ(井伊直虎)
簡単なあらすじと見どころ
戦国時代、遠江(今の静岡県西部)井伊谷領主井伊直盛の娘として生まれた女の子「とわ」。
婚約者である井伊直親(三浦春馬)が亡くなってしまい、家督を継げる男子もいなかったので、自ら「直虎」という男子の名を名乗り、おんな城主となりました。
後の夫となる龍雲丸(柳楽優弥)との出会い、養子井伊直政(菅田将暉)とのかかわり等、見どころ満載ですが、なかでも一番の見どころは、幼馴染小野政次(高橋一生)との磔(はりつけ)のシーンでのやりとりです。
互いを信頼し、大切に思い合いながら、井伊家を守るため、直虎自ら槍を持ち政次の胸を突き刺すシーンは心が震えました。
先日亡くなった三浦春馬をはじめ、高橋一生、柳楽優弥や菅田将暉などの旬な俳優も多数出演していて、イケメン好きの女性にはたまらない大河ドラマとなっています。
大河ドラマで女性が主役の作品第3位は上野樹里が徳川秀忠(向井理)の正室を好演
作品名 : 江~姫たちの戦国
主演 : 上野樹里(江)
簡単なあらすじと見どころ
戦国武将浅井長政(時任三郎)とお市の方(鈴木保奈美)の三女として生まれた江(ごう)。
父親は小谷城の戦いで亡くなり、二度目の父親となった柴田勝家も母お市とともに北ノ庄城で自害します。
秀吉(岸谷五朗)のもとに引き取られた江は、二度の結婚と別れを経験し、三度目の結婚で二代将軍徳川秀忠(向井理)に嫁ぎます。
豊臣秀吉の側室となった姉淀の方(宮沢りえ)と嫁ぎ先である徳川家との対立に心をいためますが、戦は避けられないものとなり、ついに大坂夏の陣において、淀の方と甥の豊臣秀頼が自害します。
次期将軍をめぐる春日局との確執を経て、三代将軍家光の母として、大奥の礎を築きます。
現在放送中の「麒麟がくる」とも時代が重なりますし、春日局目線のお江与(江)を描いた「春日局」と比較しながら視聴するのもいいかもしれません。
宮沢りえの淀の方はとても美しく、また信長役の豊川悦司がセクシーで、江を前に乗せて馬で駆けるシーンはドキドキものでした。
大河ドラマで女性が主役の作品第4位は長谷川博己も出演!山本(新島)八重(綾瀬はるか)の物語
作品名 : 八重の桜
主演 : 綾瀬はるか(新島八重)
簡単なあらすじと見どころ
幕末、会津藩の砲術師範の家にうまれた山本八重(のちの新島八重)は、兄覚馬(西島秀俊)や覚馬の友人川崎尚之助(長谷川博己)らとともに、砲術の稽古に励みます。
やがて、新政府軍との間に戊辰戦争が勃発。八重は夫尚之助とともに鶴ヶ城に籠り、最新式の銃を手に応戦します。
城内を縦横無尽に駆け回る八重の姿が、とても凛々しくてかっこよかったです。
演じている綾瀬はるかさんの運動神経の良さの賜物でしょうか。
明治維新後は、新島襄の妻となり、同志社大学設立や日本赤十字社にも関わりました。
また、現在、「麒麟がくる」で主演中の長谷川博己さんも出演されていて、長谷川ファンにとっては必見の大河ドラマとなっています。
大河ドラマで女性が主役の作品第5位は家光のために大奥を造った明智光秀縁の女性春日局の物語
作品名 : 春日局
主演 : 大原麗子(春日局)
簡単なあらすじと見どころ
明智光秀の重臣斎藤利三(としみつ)の娘としてうまれた「ふく」。
父親の主君である明智光秀が本能寺の変を起こしたことにより、謀反人の家臣の娘として、世間の冷たい荒波にさらされます。
後に徳川家康に見出され、三代将軍家光の乳母に抜擢されます。
家光の弟忠長を溺愛するお江与(長山藍子)との確執に悩みながらも、家光を三代将軍にするべく心を砕きます。
放送当時、大原麗子は43歳でした。
役者として一番脂ののった時期で、今は亡き大女優の円熟味のある演技を目の当たりにできるのも、長い歴史を持つ大河ドラマならではの愉しみ方ですね。
家光役の江口洋介や稲葉正勝役の唐沢寿明など、後にトレンディー俳優としてブレイクする前の彼らの初々しい演技も必見です。
大河ドラマで女性が主役の作品の紹介のまとめ
以上、大河ドラマで女性が主役のおすすめ5作品を、ランキング形式でご紹介してきました。
興味を持たれた作品はございましたか?
一般に、時代が古くなるほど女性の記録は残りにくく、どうしても男性目線の歴史ドラマになってしまいがちですが、大河ドラマは、一人の人物の生き方を一年という長い時間を使って掘り下げていきますので、女性が主役の作品を女性史の一つとして、とらえてみるのもいいかもしれませんね。