平清盛といえば、源義経や源頼朝が主役の作品において、 最高権力者ともいえる 平氏の棟梁として登場する実在の人物です。
そのときの清盛は、どんなキャラクターでしょうか。大抵は「武士」よりも「政治家」や 「貴族のような人」として描かれます。
彼は、 武士としてどのような活躍をしたのでしょうか?
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大河ドラマ「平清盛」の視聴率は?作品のエピソード・・・「風評被害」「画質」「時代考証」
放送年 2012年
脚本 藤本有紀
放送 全50話
「平清盛」は、第一話目を観た兵庫県知事が、画質等の仕上がりを酷評してしまい、後から神戸市長がフォローするという出来事がありました。さらにリアル感が裏目に出たと思われますが、庶民の服装(特に男性のふんどし姿が多い部分)を嫌がる意見もありました。
そうしたことにより、大河ドラマ史上最低視聴率(当時)を叩き出した「平清盛」でしたが、後に作品としての評価が上がり、現在では名作と言われるようになっています。当時のイメージは気にせずにご覧下さい。
注意:作品中の「王家」という表現について
作品中に「王家」という言葉が出てきますが、 「皇室」を表す表現です。この表現につきましては「適切でない」「皇室もしくは天皇家という表現が適切」と、当時物議を醸しだしました。ですが作品中で「王家」という表現を使っているため、ここでも同じ表現を使用します。
不名誉にもこの作品は「面白くない」と言われがちです。
理由を考察しました
大河ドラマ「平清盛」は面白くない?あらすじの評価・・・「栄枯盛衰」
鎌倉幕府が開かれる前の武士は、盗賊退治や警護の仕事を受け持つだけの 雇われ者でした。政治的権力は王家や貴族が握っており、一般にイメージされる織田信長や徳川家康のような武士とは全く違った立場だったのです。
そんな時代を改革しようと、武士が権力を手に入れるために奔走する 平氏の棟梁 平忠盛と源氏の棟梁 源為義と、その意志を受け継いだ息子の平清盛と源義朝が、プライドと一族の発展のためにお互いを認め合いながら争うことになります。
大河ドラマ「平清盛」は、権力の座をかけて戦い、国を作っていった人たちの「栄枯盛衰」を描いた物語です。
あらすじ
物語が始まるのは平安時代。世の中は乱れ、政治の中心であった王家や貴族は権力争いに明け暮れていました。
実権を握ったかと思えば落ちぶれ、落ちぶれたかと思えば権力を奪還する・・・
そんなやりとりが繰り返されていました。
そんな中で時の権力者、白河法皇の愛人だった 白拍子(歌舞を演じる人)が身籠ります。 白河法皇は混乱を避けるためにこの女性を始末しようとします。しかし女性は失踪、後に平家の棟梁となる 平忠盛に助けられ、無事男の子を出産。その子を忠盛が引き取ることになりました。後の 平清盛です。
出生にコンプレックスを持つ清盛は、成長するにつれ無頼の輩となっていきます。しかしある日、父忠盛に 「武士が権力を持つ世の中を作る」という思想を聞かされ、大きな野望を持った清盛は生活を一変させます。
一族と共に武士の世を作るために王家や貴族と争い、策を巡らせ、仲間を集め、財力を蓄えながら権力の座を狙うのでした。
ある日、王家・藤原家の内紛 保元の乱が起こり、清盛と 義朝は仲間となり共に戦います。お互いを友と認め、またライバル心を持ちながらも 武士の世の中を作るために語り合う二人でした。
しかし後に二人の間には亀裂が生じ、本格的な源平の争い 平治の乱に発展します。
平治の乱に勝利した平氏は、その後の清盛の尽力により大きく発展していきます。一方、源氏の棟梁であった義朝は命を落とし、 息子の頼朝は流罪、弟の 義経も数奇な運命をたどることになりました。
武力はもちろんのこと、宋(中国)との貿易や街の開発で財を成す平氏。また、政治の世界にも積極的に介入する平氏。
武力・財力・政治的権力という全ての力を手に入れた平氏一門は、国の最大派閥となっていきます。その勢いは 「平氏であらずんば人にあらず」という言葉が生まれる程でした。
しかし清盛の衰えに合わせるかのように 義朝の子・頼朝が力を蓄え、義経が武士として成長し、再び平氏と源氏の争いが始まります。
徐々に勢力を伸ばす源氏に対し、衰えを見せ始める平氏。栄華を誇った平氏は、遂に 「壇ノ浦」で滅亡の時を迎えるのでした。
時代背景
次に「平清盛」を楽しむために知っておきたい時代背景を紹介します。
・場所・・・主に今の京都、広島、山口、神奈川、静岡他
物語は清盛が生まれる直前から始まります。
作品をご覧になる前に、その時代の概要を簡単に調べておく程度で充分です。この作品は、一般に描かれる清盛のイメージとは一線を画していますので、 あえて清盛の調査はしないことをお勧めします。
その他、登場人物の名前が非常に厄介です。「平〇〇」「源〇〇」「藤原〇〇」「〇〇上皇」等、似たような名前が多く、覚えるのが大変です。無理して事前に覚えるより、人物相関図をチェックしながら作品を観ていく方が良いでしょう。
大河ドラマ「平清盛」の主要キャスト評価・・・「松山ケンイチと豪華な脇役陣」
出典:ホリプロオフィシャルサイト
平氏一族
平清盛 松山ケンイチ
王家の白河院が白拍子に産ませた子供。平氏の棟梁、平忠盛の子供として育てられます。不良少年から国の最大権力者まで駆け上がる姿を、松山ケンイチが務めます。若かりし頃から晩年まで演じますが、年齢設定と共に変わる表情は見ものです。
代表作「男たちの大和/YAMATO」「デスノート」「ど根性ガエル」
明子 加藤あい
清盛の最初の妻。公家の娘に琵琶の弾き方を教える音楽家でしたが、清盛に見初められ妻となります。重盛・基盛の母として子供を育てますが、若くして病に倒れます。加藤あいが華麗で美しい平安の女性を表現します。
代表作「海猿 UMIZARU EVOLUTION」「ハケンの品格」「ごちそうさん」
時子 深田恭子
明子の友人で、明子の死後に清盛の後妻となります。清盛をよく理解し、棟梁の妻として清盛を支える良き妻です。自分の子でない重盛や基盛にも慕われる「平氏の母」を、深田恭子が演じます。
代表作「神様、もう少しだけ」「下妻物語」「ヤッターマン」
平忠盛 中井貴一
平氏の棟梁。清盛の養父。身籠っていた清盛の母を助け、幼い清盛を預かり、長男として育てます。清盛が武士の社会的地位を上げるために奔走するきっかけを与えた人物で、自らも同じ思いで働きます。
代表作「ビルマの竪琴」「義経」「映画・壬生義士伝」
宗子(後の池禅尼) 和久井映見
忠盛の妻で清盛の養母。実の子である家盛と、引き取った清盛を分け隔てなく育てる優しい母親です。しかし時折実子の家盛をひいきしてしまう、母の本能を見せる一面も。しっかり者の女性で、人間味のある人物です。
代表作「愛しあってるかい!」「夏子の酒」「ちりとてちん」
平忠正 豊原功補
忠盛の弟、清盛の叔父。忠盛をよく支え、時に嫌われ者を買って出るタイプの熱血漢です。血縁関係のない清盛に意地悪をすることもありますが、良き理解者にもなります。強面ながら以外にも子供好きの一面も持つ優しいおじさんです。
代表作「名門‼多古西応援団」「突入せよ!あさま山荘事件」「潜入探偵トカゲ」
平家盛 大東俊介
忠盛の次男(実子)で清盛の弟。清盛とは血縁関係はありませんが、清盛を本物の兄のように慕う良い弟です。半面、破天荒な清盛に手を焼き、血縁関係の無い清盛との関係に葛藤を生んだりする苦労人でもあります。
代表作「クローズZERO」「花燃ゆ」「リアル鬼ごっこ」
平重盛 窪田正孝
清盛の長男で明子との子供。少年時代から真面目で、仲間思いの優しい武士です。文武に優れたしっかり者ですが、偉大な父の子として苦労が絶えない一面もあります。清盛にもしっかり意見をし、時に対立することも。清盛とはまた違ったタイプのリーダーで、清盛の後を継いで平氏をまとめます。
代表作「ケータイ捜査官7」「花子とアン」「犬猿」
平基盛 渡部豪太
清盛の次男で明子との子供。優秀な兄と比べられてもコンプレックスを感じず、我が道を進むタイプです。一族の子供たちの面倒をよく見る優しいお兄さん役は、渡部豪太の優しい笑顔に最適なキャラと言えるでしょう。
代表作「プロポーズ大作戦」「桜田門外ノ変」「西郷どん」
平時忠 森田剛
清盛の後妻である時子の弟。明子を亡くした清盛に、姉との再婚を進めます。姉が結婚してからは平氏一門に加わります。出世したり落ちぶれたりと浮き沈みが激しい人物ですが、彼の弁達者ぶりはたびたび平氏一門を救います。平氏の繁栄を表す有名な言葉を発するのは、森田剛演じる時忠です。
代表作「毛利元就」「ひとつ屋根の下2」
平家貞 中村梅雀
清盛の祖父の時代から平氏に使える側近。文武に優れた人物で、無学だった鱸丸を指導して才能を開花させ、清盛の側近に育てました。そのため、鱸丸や兎丸にも慕われています。また他の勢力との交渉の席に着くことも多い、頼れる重鎮です。
代表作「新・平家物語」「八代将軍吉宗」「篤姫」
鱸丸(すずきまる) 上川隆也
漁師の息子で後の平盛国、清盛の親友。清盛をよく理解しており、聡明でもあるため平盛康に認められていました。後に盛康の養子となります。年を重ねてから文武に励み、信頼を勝ち取った努力の人です。
代表作「お水の花道」「功名が辻」「エンジェル・ハート」
伊藤忠清 藤本隆宏
平氏の侍大将で、軍事面の中心人物。武芸に秀でた一本気な武士ですが、神の祟りを恐れる等の一面もあり、どこか憎めないキャラです。演じる藤本隆宏は、本当にスポーツに優れた水泳オリンピック選手です。
代表作「仁-JIN-完結編」「真田丸」「西郷どん」
平盛康 佐戸井けん太
清盛の守役で、一番の理解者。清盛が問題を起こす度に周囲に謝罪して回るという、中間管理職の苦労人です。現代なら胃薬が欠かせないことでしょう。
漁師の息子である鱸丸を皆が冷遇する中、彼を高く評価しており、後に養子とします。
代表作「特命係長只野仁」「アスコーマーチ!~県立明日香工業高校行進曲~」「軍師官兵衛」
兎丸 加藤浩次
盗賊の子で、瀬戸内海を暴れまわる海賊の棟梁。盗賊だった父を平忠盛に殺され、復讐を夢見ていましたが、清盛に説得され仲間になります。知識が豊富で外国の言葉も話し、船も操れるという頼れる男です。
代表作「映画・クロサギ」「ブラックジャックによろしく」
源氏一族
源義朝 玉木宏
源氏の棟梁。清盛に「武士は王家の犬」と言われ「武士が王家を守ってやっているのだ」と言い返す程のプライドを持っている、真っ直ぐな武士です。清盛とは親友であり、また良いライバルであり、共に切磋琢磨しながら成長していきます。
「清盛なくして義朝なし、義朝なくして清盛なし」という間柄です。
代表作「ウォーターボーイズ」「あさが来た」「篤姫」
源為義 小日向文世
義朝の父で、先代の棟梁。落ちぶれる源氏の反面、平氏が繁栄していくのを悔がっています。優しい笑顔の持ち主ですが、野望の為なら武士のプライドを捨てても生き延びる、強い精神を持った武士です。
代表作「新選組!」「銀のエンゼル」「真田丸」
由良姫 田中麗奈
義朝の正室。藤原家の娘で、朝廷に人脈があるのを義朝にアピールして義朝の妻となった肉食系女子です。頼朝の母であり、頼朝を立派な武士に育てた教育ママでもあります。源氏の棟梁の正室として悩みますが、時に毅然とした態度も見せる、女性の強さと弱さを併せ持つ人物を田中麗奈が表現します。
代表作「がんばっていきまっしょい」「ゲゲゲの鬼太郎」「花燃ゆ」
常盤 武井咲
京都の市の酒売り。義朝に宮中での仕事を紹介され、後に義朝の側室となります。義経の母であり、側室としての葛藤を持ちながら正室の由良姫には尊敬の念を見せることがある、賢い女性です。
代表作「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」「海の上の診療所」「るろうに剣心」
源頼朝 岡田将生
言わずと知れた鎌倉幕府を開いた人物。義朝の子(三男)。幼少期から成長するまでの頼朝と、物語のナレーションを岡田将生が兼任します。幼少期は為義を慕う「おじいちゃん子」で、義朝を良く思っていませんが、徐々に武士として生きる辛さを学び、成長していきます。
代表作「雷桜」「リーガルハイ」「なつぞら」
政子(北条政子) 杏
馬術や武芸に秀でた男勝りな女性。流罪となった頼朝と知り合い、後に頼朝の妻となり、頼朝を励ましながら助けます。「内助の功」を通り越して「旦那の尻を叩く」程の強い女性です。
代表作「妖怪人間ベム」「ごちそうさん」「偽装不倫」
弁慶 青木崇高
弁慶と言えば源義経の側近としての姿が有名ですが、ここでは一風変わった弁慶を青木崇高が演じます。神出鬼没で、争い事の最中に現れたかと思えば、物語のカギを握る行動に出るという、不思議なキャラとなっております。
代表作「ちりとてちん」「龍馬伝」「るろうに剣心」
王家の人々
白河法皇 伊東四朗
崇徳天皇の父で、清盛の実父でもある人物。朝廷にて絶対的権力を持ち、時に民を苦しめ、時に身内を苦しめます。女性に対して手癖が悪く、それが元凶となり混乱を招くことになります。
代表作「遠山の金さん」「新選組!」「潜入探偵トカゲ」
鳥羽天皇(後に上皇→法皇) 三上博史
白河法皇の孫。王家でありながら白河法皇に酷くいじめられ、長きにわたり苦しい思いをしてきました。清盛と接するようになってからは徐々に心を開き、清盛の良き理解者となります。
代表作「私をスキーに連れてって」「あなただけ見えない」「孔雀王」
顕仁親王 → 崇徳天皇 (上皇) 井浦新
鳥羽天皇の子、ということになっている裏の多い人物。彼もまた出生の秘密から冷たい視線にさらされ、親友と遠ざけられ、父といがみ合う悲しい人物。井浦新が、王家に生まれながら不運の生涯を歩いた顕仁親王の寂しさを表現します。
代表作「ピンポン」「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
雅仁親王→後白河天皇 (上皇 → 法皇) 松田翔太
鳥羽天皇の第四皇子。王家に生まれながら博打や芸能の類が好きで「生きることは遊び」と考える真の遊び人です。清盛とは親友でもあり、敵でもあり、ライバルでもある微妙な関係を演じるのは松田翔太です。
代表作「LIAR GAME」「潜入探偵トカゲ」「ディアスポリス異邦警察」
藤原家一族
藤原忠実 國村隼
藤原摂関家の長。白河院とは不仲ですが、鳥羽上皇には重宝される実力者です。命がけで戦う武士に嫌みを言う姿は、当時の社会情勢を表しています。まるで、現場で働く社員の苦労を知らない会社の上層部の如くです。國村隼が上手く演じております。
代表作「ブラック・レイン」「レディ・ジョーカー」「アウトレイジ」
藤原頼長 山本耕史
忠実の次男で通称「悪左府」と呼ばれる左大臣です。プライドが高く、やり方が強引ですが頭脳明晰で人の心情を巧みに操ることも。大河ドラマでは数々の名演技を披露した山本耕史が、ここでもユニークな演技を見せます。
代表作「ひとつ屋根の下」「新選組!」「真田丸」
主演は松山ケンイチですが、脇を固める俳優陣も主役級が揃っております。
・中井貴一・三上博史らの‘90年代に時代を築いた俳優。
・杏・松田翔太らの実力ある二世俳優。
・若松孝二監督の秘蔵っ子、井浦新
・大河ドラマ史上、初のスピンオフを作った山本耕史
また名脇役が良い味を出しています。
・佐戸井けん太・豊原功補らの名脇役。
・和久井映見・加藤あい・深田恭子ら和服の似合う美女。
その他、芸人の加藤浩次や宝塚出身の愛原実花らが出演。色々なジャンルから選抜された、 多彩で、魅力的で、バランスの取れたキャストになっています。
色々なジャンルのファンが、それぞれの目線で楽しめる作品ではないでしょうか。
大河ドラマ「平清盛」を観て得られること・・・「仕事に生きる男の家族愛」
大河ドラマ「平清盛」は、平清盛が低い身分から政治に介入し、大出世を遂げるサクセスストーリーです。しかしそれには己の力だけでなく 「家族」「一族」「仲間の支え」がありました。
・妻
・兄弟
・親族
・友人
・その他の協力者
清盛が出世したのは身内の協力あってこそ、しかしそれは彼が身内を大切にした結果でもありました。
また、 「外国と貿易をする」「外国の文化を日本に導入させる」「経済発展のための都市開発を行う」といった、当時としては新しい発想で事業を拡げ、財力を得たのも一族を繁栄させた要因です。正に時代の先駆者、現在でいうところの「IT長者」に通じるものがあるのではないでしょうか。
そして 「家族と仕事を両立」した男の物語、現代人の我々に何かを訴えているようにも感じます。
また、時代考証による当時の文化の再現も魅力のひとつです。
当時の武士や貴族の嗜みが、良くも悪くも詳細に描かれており、それが物語のカギになることもあります。作品をご覧になりながら見つけていって下さい。
大河ドラマ「平清盛」のまとめ評価・・・「悪役ではない清盛」
平清盛を見ると、今までの清盛像が一掃されます。源氏側の物語では悪役として描かれることが多い清盛ですが、この作品では家族や仲間を大切にし、慈悲深く、先見の明がある偉人として描かれています。
見どころのひとつとして、 平氏目線の作品でありながら、源頼朝役の岡田将生が頼朝役の立場でナレーションを務めるという、一風変わったところもあります。そこが良いエッセンスになっており、源氏・平氏のどちらかが悪役という作りで無くなり、どちらをひいきしている方でも楽しめます。
後に「幕府」と呼ばれる武家政権が誕生する礎を築いた平清盛、彼の生涯を是非お楽しみください。
