今回は、日本政策金融公庫(以下公庫)から融資を受けた時に必要なポイントを、お話したいと思います。
https://youtu.be/ggAvdoONhG8
僕は26歳の時に自己資金の4倍ほどの金額を融資をしてもらいました。
その時は知識0、後ろ盾なしで、本当に0からのスタートでした。
ちなみに高校、大学とずっと飲食関係のアルバイトをしていました、飲食店での正社員にはなったことはないです。
また本業が昼間あるのと、改装を自分でやると言ったので、審査の中では大きかったのかなと思います。
これから公庫での融資を考えている方へ、少しでも参考になればと思います
日本政策金融公庫とは?
まず最初に公庫の目的ですが、それは国民生活の向上です。業務内容は主に「融資」となります。
公庫は国が100%の株を常に保有する株式会社です。つまり公庫の財源は、政府のお金、国民の払っている「税金」から、借りるという事です。
最初は国の機関だからお堅いのかなー、、、と、思われるかもしれませんが、国の機関なのできっちりしてるのは当たり前です。
担当の方にもよりますが、基本的にはかなり親身になってくれます、そこは頭に入れておきましょう。
公庫で融資を受ける時の大きなメリットとして、安い固定金利と、長期間の融資制度、保証人不要なことです。
銀行に比べてかなり安く借りることができ、返済期日の始める日を選べるので、軌道にのるまでは、元本は返さず、利子のみの返済ということも出来るので、とても創業には優しい制度です。
保証人なんて今のご時世なってくれる人などまずいませんね、公庫は保証人不要なため、創業には欠かせない条件です。
もし審査に落ちてしまったら、次は6ヶ月後にならないと再び審査を受けることができないので、注意が必要です。
金利はこちらのページから確認できます。
実際に融資を受ける際に絶対に必要なことは主にこの3つで、1つずつ解説していきたいと思います。
1.お金の社会的信用
2.業界での経歴
3.事業計画書
お金の社会的信用
政府の金融機関ですので、身元がしっかりしていないと融資は受けることができません。
当たり前ですが、金融関係でブラックリストに入っている方は、融資を受けることは絶対に無理です。
税金の滞納、ケータイ支払いの滞納、家賃、電気、ガス、水道などを支払っていない方も同様です。
まずは身辺を綺麗にしてからの取り組みになります。
自己資金0で考えている方もほぼ無理です、。
大事なことは、しっかり計画的に目的を持って実行しているか。
これを証明できるものが必要になっていきます。
通帳を記載して持っていくので、人から借りたお金を、その場凌ぎで用意した所で、そのお金はどうしたの?と聞かれます。
いわゆる見せ金ではないのか?と思われるのです、親に借りた場合は借用書などを用意しましょう。
自分で資金を用意している時にはコツコツ信頼を積み重ねていくために通帳に決まりごとのようにお金を入れていくことが大事です。
これが全てではないですが、怪しいお金の動きがないことが一番です。
業界での経歴
その業界にどれくらい携わっていて、何をしてきたのか、が重要です。
など、独立した後は大丈夫なことを証明しなければなりません。
基本的には飲食の知識が0なのに、飲食店は運営していけませんよね?
まず何年くらいやっていたのかですが、基本的には何年間かその業界にいて、独立する知識と、情熱があることを求められます。5年くらいは最低でも携わっておくことが大事だと思います。
その中でも皿洗い10年では飲食店は厳しいだろうと思われると思います。
チェーン店の店長や、個人店での経営の部分に関与し、「自分はお店の中心だった」ということがとても大事です。
中心的な存在であれば、独立しても恐らく大丈夫だろうと、判断してもらえると思います、1人でもやっていけることを、しっかりアピールしたい所です。
事業計画書
これはかなり大事です。
事業計画書がしっかり書いてあれば、担当の方は上司に掛け合いやすくなります。
僕はここで凄く褒めていただきました。
まずどうやって事業計画書を書くのかということですが、Microsoftのパワーポイントを使用します。
スライドショー形式にして、起業に必要なデータをまとめていきます。
・動機、自分の経歴
・事業内容
・資金計画
・売り上げの見込み
・返済見込み
これらを根拠を作りまとめて行くことが大事です。
なるべく詳しく数字で出すのがベターです。
資金計画、売り上げ見込み、返済見込みは1〜3年程用意しておくといいです。
返済見込みは、もしお店がなくなってもこのような手段で返していきます。と説明できるとよりいいと思います。
しっかり作り込んでおき、担当の方を楽させてあげましょう。
まとめ
超重要なポイントは3つ
・お金に不正や、怪しい所がない
・その業界で独立してもやっていける
・事業計画がしっかり考えられている
実際に審査を受けてここが重要だったなー!と思った所です。
主に事業計画書を見ながら担当の方と話していくので、不明な店や気になる所は聞かれるので、事業計画に数字を入れて作ることはとても大事です。
あいてはプロの目を持っているので、嘘はバレます。なので正直に答えるべきです
あと家族に理解されているという点も重要でした、事業はやはり難しいので、理解されてからやるべきだと強く思います。
人それぞれ事情は違いますが、融資の審査を受ける時はかなり緊張し、不安になります。
それを一歩超えたら、見える世界が変わり、時間がものすごい勢いで流れ始めます、生まれ変わったような感覚で、当分の間日々が進んでいきます。
もし聞きたいことや、気になる点がありましたら、ご相談ください。
少しでもお力になれれば幸いです。